被せ物の選択|東京/墨田区/江東区
2018年06月29日

やもえず、歯の神経を取った後、殆どの場合、被せ物の選択を迫られます。

「保険適応ですと銀歯です」

「白くしたいなら自費診療です」
大なり小なり、このような説明を受けるかと思います。頻繁に歯科治療を受けられている方は「またか、、、」と思われているのではないでしょうか?歯を白くする事に関心のない方は治療費の安い銀歯でとなります。当たり前の話ですね。
ではなぜ、歯科医院では毎回必ずこの選択を迫られるのでしょうか?
この言葉の裏には有らぬ誤解を生む為、伝えにくい下記のような文言が隠れています。
・「歯の形をしたものを入れるまでが保険適応内です」
・「歯の形態を模したものを装着して機能回復を行い、細菌の感染を予防し、健康な状態を維持する場合は自由診療になります」
保険診療は歯の形をしたものを入れることを保証していますが、そこに予防に対する概念はありません。なぜなら、国の医療費財源の理由から審美と予防は保険適応でないからです。国は医科・歯科共に予防と健康維持は個人の責任としています。

しかし、神経を取るに至った原因、虫歯になった原因は歯垢が元となった細菌感染です。
この細菌感染に対する予防対策を行わなければ、再び歯のトラブルが起きるのは理解に難しくないかと思われます。

歯垢の付きにくさ、審美回復が主な特徴のセラミッククラウン

噛み合わせの回復維持が主な特徴のゴールドクラウン

義歯とのコンビネーションや、複雑な噛み合わせ、審美など複合的な状況に対応する陶材焼付鋳造冠
お口の状態により適応となる材料の違いはありますが、自由診療にて被せ物を被せる場合、次のような再感染を防ぐ処置が共通して行われています。

①接着力を落とさないよう土台を立てて再感染を防ぐ


②精密な適合のよい型取りを行い再感染を防ぐ

③強度の高く、経年劣化の少ない接着材にて装着し再感染を防ぐ
このような細菌レベルの細かいことは、皆様にすぐに理解して頂くのがなかなか難しです。なので、被せる材質の違いが一番わかりやすく、伝わりやすいので主なお話とさせていただくのが現状です。
確かに、保険の銀歯の強度は十分で壊れにくいです、条件が合えば欠点はありますが保険で白い被せ物もできます。しかし、そこには感染予防という概念がすっぽり抜け落ちている事、それは直ちに影響はありませんが、とても大きな違いであるという事をご理解頂けると幸いです。
治療費 ¥150,000
リスク 極端に硬いものを噛むと割れる可能性があります。
歯科ドックのご案内|東京/墨田区/江東区
2018年06月28日
当院では自覚症状のない体の異常を見つける人間ドックと同じように、自覚症状のない歯の異常を見つける歯科ドックを行なっております。
保険適応の検査は「痛い」「腫れた」「取れた」などの起こってしまった疾病に対する検査しか項目はありません。
歯科ドックでは保険による検査で行うことができない「将来起こりうる疾病の予防」「自覚症状のない細菌感染、噛み合わせ」に対する検査を行います。
①保険適応の検査項目

●パノラマレントゲン1枚
お口の中の全体的なレントゲンになります。親知らずや大きく進行してしまっている歯周病、虫歯の大まかな評価を行います。

●歯周病基本検査(28箇所)
1歯につき1箇所の歯周病の進行具合の把握を行います。

●口腔内写真 5枚
お口の中を記録します。

●虫歯検査(視診・パノラマ)
お口の中を観察し虫歯の有無を判定します。
・保険適応の検査項目は症状により変更されます。
②歯科ドック検査項目

●精密レントゲン(12枚〜)
1歯づつの虫歯、歯髄、骨の溶けている具合、詰め物の適合の評価などが可能になります。

●歯周病精密検査(168箇所)
1歯につき6箇所ずつの歯周病の評価を行います。

●口腔内写真(11枚~)
お口の記録を細かくすることにより、磨き残し、噛み合わせ、歯並び、見た目、虫歯などの評価が可能になります。

●虫歯検査(視診・精密レントゲン)
精密レントゲンにより虫歯の検出率が上がります。

●口臭検査
口臭判定機器により口臭の評価を行います。

●模型検査
歯ぎしりや歯並びなどの検査を行います。

●噛み合わせ検査
現在の噛み合わせを記録し、将来起こるであろう問題点の検査を行います。

●顎関節検査
顎関節の触診とレントゲンにて検査を行います。

●審美検査
前歯の軸、見え方、色、唇、顔貌との関係を評価します。

●CT検査(必要に応じて)
3次元的に評価が必要なものに関してはCT撮影を行います。

●歯科ドック発行物(検査結果・治療計画書)
・資料採得、資料説明に2回来院していただき、必要があればその後、治療開始となります
治療費 ¥30,000
このように保険適応では賄えない予防的検査を行うことで早期発見・早期治療を行い、お口の中を健康に保つことができます。人間ドックのように毎年ではなくて良いので、数年に一度は歯科ドックもご検討ください。
毎日お口に入れるものは美しく、快適に|東京/墨田区/江東区
2018年06月22日
入れ歯には『プラスチックで製作される保険の入れ歯』と『金属によって製作される自由診療の義歯』の2種類があります。
これらは全く別物です。
2つの写真、歯の無い所は同じですが、写真だけでもプラスチックの入れ歯と金属床義歯の丈夫さ、快適さ、美しさの違いが伝わるかと思います。


「保険のプラスチックの入れ歯の特徴」

プラスチックの入れ歯は歯茎や顎の関節を治療する短期間の使用に向いていますが、強度と設計の限界があるため長期使用には向いていません。
利点
・治療費が安価
・完成までの治療回数が少ない(約4回程度)
欠点
・プラスチックがたわみ、残っている歯に負担をかける
・匂い、汚れがつきやすい
・歯との隙間が大きく、物が詰まりやすい
・口の中で安定しない
・強度を確保するため分厚くなる(それでも壊れる)
「自由診療の金属床義歯の特徴」

金属義歯は強度があり、理想的な設計が可能なため長期に快適に使って頂けるものになります。
利点
・強度を確保した上で薄く製作でき装着感がよい
・歯を取り囲む部分は適合の良い金属になるため食物が入りづらい
・強度のある型取り材を使用するため、複雑な設計が可能
欠点
・完成までに回数がかかる(約7回程度)
「金属床義歯、製作の流れ」

①設計
義歯構造設計士が義歯の厚みや、残っている歯にかかる力を計算し、使用者に負担の無い義歯を設計します。
義歯構造設計士による設計は当院の金属床義歯の最大の特徴になります。

②型取り
個人のお口の中に合わせた専用トレーを使用するため型取りの精度が高いです。
また、強度のある型取り材を使用するので理想的な設計が可能になります。

③フレーム製作
お口の中に入れても違和感のない金属のフレームを製作

④試適
残っている歯にフィットしているか確認します。

⑤完成
調整を行い、使い心地のよい義歯の完成になります
当院では顎やお体の条件が良い、義歯と併用しさらなる安定を目指す場合はインプラントをお勧めしておりますが、歯の欠損に対しては基本的には義歯治療をまず初めにご提案させて頂いております。
インプラントの場合、また歯を失ってしまうと追加で手術を行いインプラントを入れなければなりません。しかし、入れ歯の場合は歯を失っても義歯をお預かりし、修理を行う事でまた、使って頂くことが可能な場合が殆どです。
金属床義歯は初期コストが少しかかりますが、1日中お口に入れて快適に長年使っていただける事を考えると非常にコストパフォーマンスに優れた歯の欠損に対する治療法になります。
リスク 極端に硬いものを噛むとかける可能性があります。
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電話でのご予約は 03-6659-2934