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治療用義歯による機能回復

2024年06月28日

 

治療計画が複雑であったり、難易度の高い義歯治療においてはトリートメントデンチャー(治療用義歯)を併用し、噛み合わせや見た目の改善を行います。

 

 

まず治療用義歯を6ヶ月〜1年程度使用し、顎関節、粘膜、骨の回復を待ちます

 

その後、強度の担保された金属床を製作します。

 

 

下顎治療用義歯

下顎最終義歯

 

 

適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。

 

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治療用義歯(治療用義歯、テンポラリーデンチャー、プロビジョナルデンチャーなどと呼ばれることもあります)は、患者が最終的な義歯を受け取る前の一時的な解決策として使用される義歯です。これらの義歯は、治療過程において非常に重要な役割を果たします。

1. 口腔内の安定と機能回復

治療用義歯は、歯の欠損によって失われた咀嚼機能や発音機能を一時的に回復するのに役立ちます。これにより、患者は治療中も日常生活を支障なく続けることができます。特に食事の際の不便さを軽減し、栄養状態を良好に保つことができます。

2. 骨と歯肉の健康維持

歯の欠損が長期間放置されると、顎の骨が萎縮し、歯肉の形態が変化することがあります。治療用義歯を装着することで、骨と歯肉への適切な圧力が保たれ、これらの変化を最小限に抑えることができます。これにより、最終的な義歯がより適切にフィットするようになります。

3. 最終義歯の適合性向上

治療用義歯は、最終的な義歯の設計と適合性を改善するための重要なステップです。治療用義歯を通じて、患者の咬合状態や咀嚼パターン、発音の問題などを評価し、最終的な義歯のデザインに反映させることができます。これにより、最終義歯がより快適で機能的になる可能性が高まります。

4. 治療の進捗状況の評価

治療用義歯は、治療の進捗状況を評価するためのツールとしても使用されます。例えば、歯周病やインプラント治療の経過を観察する際に、治療用義歯を使用することで、口腔内の状態を詳細に把握し、必要に応じて治療計画を修正することができます。

5. 見た目の改善と心理的サポート

歯の欠損があると、見た目や発音に問題が生じ、患者の自信や心理的な安定が損なわれることがあります。治療用義歯は、これらの問題を一時的に解決し、患者が治療期間中も安心して日常生活を送れるようにサポートします。特に対人関係や職場でのコミュニケーションにおいて、見た目の改善は大きなメリットとなります。

6. 柔軟な調整が可能

治療用義歯は、患者の口腔内の変化に応じて柔軟に調整が可能です。治療過程で歯肉や骨の形状が変化した場合でも、治療用義歯は簡単に調整でき、患者にとって常に快適な状態を保つことができます。この柔軟性は、最終的な義歯が装着されるまでの間、患者が快適に過ごせるために重要です。

7. コスト効果

治療用義歯は、比較的低コストで提供されることが多く、最終的な高額な義歯を作成する前に、経済的な負担を軽減することができます。これにより、患者は予算内で治療を進めることができ、最終的な義歯の品質や適合性に関する安心感を得ることができます。

8. 治療のスムーズな進行

治療用義歯は、治療全体のプロセスをスムーズに進行させるために重要です。患者は義歯を装着しながら治療を受けることができるため、治療中も機能的で美観的な満足感を保つことができます。これにより、治療期間中のストレスや不安を軽減し、患者が治療に前向きに取り組むことができます。

まとめると、治療用義歯を使用することには多くのメリットがあります。口腔内の安定と機能回復、骨と歯肉の健康維持、最終義歯の適合性向上、治療の進捗状況の評価、見た目の改善と心理的サポート、柔軟な調整が可能、コスト効果、そして治療のスムーズな進行といった利点が挙げられます。これらのメリットにより、治療用義歯は患者の治療過程において不可欠なツールとなっています。

 

 

 

総義歯 人工歯排列

2024年06月26日

義歯製作において、排列試適という工程があります。人工歯を並べた状態で前歯の見え方や噛み合わせの状態を検討し、それをもとに完成に移ります。

その方の、ご年齢や性別、顔の形、好みを加味し歯の形、色、並び方を検討します。このように、義歯製作は完全なオーダーメード品となります。

保険のプラスチックの被せ物のように機械で削って終わりではないため、技工士不足問題は義歯の分野において特に影響を受けています。

さらに、近年の物価高に相まって、技工士に、まともな物を製作してもらうには、きちんと製作時間と製作費を確保しなければならない時代になりました。

 

 

精密根管治療の1回目

2024年06月26日

精密根管治療において、顕微鏡の拡大視野下にて行うことで歯の延命を行います。

さまざまな器具を使用し、感染源の除去と取り残しの確認を繰り返します。

そのため、きちんと顕微鏡を使用した治療は非常に時間がかかります。当院では根管治療の初回は約2時間のアポイントタイムとなります。それにより十分な感染の除去を行うことができます。

根の感染がある歯に対して、きちんとした根の治療を行なっていなければ、そこにセラミックを入れたとしても、それは歯の延命になっていません。一番高い被せ物をいれたから安心ではありません。

精密根管治療後、ラバーダム防湿下でのコア築造、歯肉圧排や形成印象がなされた被せ物をはめて、ようやく歯の延命になります。

 

 

歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。

最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。

 

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歯肉を切らない歯周病治療(非外科治療)

2024年06月21日

衛生士の歯周基本治療後、レーザー、顕微鏡を使用し非外科にて歯周病治療を行いました10ミリ近くあった歯周ポケットも正常範囲の3ミリまで回復しました。

歯周病は顎の骨が溶ける病気のため、視覚的にも分かりづらく、なかなか自覚症状がでない病気です。このような棒がズブズブ入って出血していても痛くない場合がほとんどです。

実際、きちんと歯周病治療をするためには、歯肉の中の歯石を除去する必要があります。抗生剤やうがい薬だけでは治りません。超音波を闇雲に少し当てたぐらいでは歯石は取れません。頑丈に歯にこびりついています

この写真は歯周病が末期で抜歯に至った歯です。

このように、虫歯になっておらず、歯の頭が綺麗なままでも、歯石が根の先に定着し周囲の骨を溶かし切ってしまうと、歯を残すことが困難な場合があります。

ここまで、感染が起きているにも関わらず、体調が悪い時にだけ痛む程度だった、とおっしゃるレベルです。

なので、歯周病は自覚症状がないまま進み、歯のグラグラや痛みなどで気づいた時には手遅れになっていることが多い病気です。

 

長年、毎月、歯医者に30分ぐらい歯を洗いに行っていたのに歯周病になってましたという方が少なからずおられます。そのような問題は費用のクレームを回避するために検査やレントゲン撮影を行わなかったり、痛みのクレーム回避のため表面を洗っているだけであったり、時間の都合上、十分な衛生指導と行動変容を行えないなどの要因が重なって起こります。

歯周精密検査、細菌検査、細かなレントゲンやCT検査を行うことで初めてまともな歯周病の診断と治療計画が立てることができます。

 

レーザーを使用した精密根管治療

2024年06月18日

薬液を使用した根の中の洗浄に加え、ヤグレーザーを使用し洗浄効果を高めます。薬液のみでは取れてこなかった腐敗組織出てきます。これを残した状態で根の治療を終えると、再発が起こります。根の治療の再治療は繰り返すと、根が折れやすくなりますので、歯の延命のためには特に根管治療に関しては再治療を回避することが非常に重要です。

 

 

 

最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。

 

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ワックスアップシュミレーション

2024年06月13日

場当たり的に歯の修復を行なっていきますと、次々に歯が取れたり、折れたりなどの不具合が後々起こってきます。

歯の問題で自覚症状があるような状態は、殆どの場合、一本の歯だけでの問題ではありません。そのため、咬合器に模型を付着し、ワックスアップを行い、噛み合わせのシュミレーションを行いました。

このワックスアップを元に仮歯を製作し噛み合わせの改善を行なっていきます。

その後、咬合の安定を見ます。噛むと痛いや、染みる症状が強ければ、噛み合わせの問題がまだ残っている場合がありますので、そのまま被せ物を無理やり入れるのではなく、仮歯にて調整をおこないます。

 

上下の噛み合わせを考慮し、上下の歯のセラミック修復を行いました。

 

 

最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。

 

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抜けそうな歯の精密根管治療

2024年06月7日

下の奥歯の根の治療というのは唾液が入りやすく、保険の限られた処置では感染が起こっていることがほとんどです。痛みが出ていないだけで、骨の吸収は刻一刻と進んでいます。根の先の黒い像が骨の吸収です。歯が骨に囲まれていなければ、歯は揺れて抜けます。この方も、もう後少し黒い箇所が広がれば歯が抜けることになります。

しかし、一昔前に比べ顕微鏡、ラバーダム、レーザー、高周波装置、CTなどにより根管治療の成功率は格段に向上しました。

器具が増えるということはそれだけ時間がかかりますが

きちんと時間を確保し、根の中の細菌の洗浄を行い治療を行うだけで骨の再生が起こります。

上の写真と比べると骨が再生し、根のがしっかりと固定されたのがお分かりかと思います。例え、歯の神経が無くなったとしてもセルフケアや力のセルフコントロールがなされば長期に渡って歯を残すことができます。それは抜いてインプラントをするよりも予知性のある治療になります。

 

また、他の方ですが、歯の上からのアプローチでは改善されない症例に関しましては歯根端切除や再移植によって歯を残すことも可能です。

 

歯の保存を諦めたくない方にとっては、現代の歯科治療オプションは非常に充実している時代です。

 

 

歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。

最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。

 

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顎関節と歯科治療

2024年06月5日

歯をいじくり回されていると顎関節の不調和という問題が出てきます。どこで噛んでよいか分からなくなる、顎がガクガクするという問題です。

 

 

 

術前に模型を取り咬合器で診断をしておけば、ある程度予想ができ、対応が可能です。

患者さんの気のせいにしたり、無計画にマウスピースを入れる事にはならないと思います。

口の中に銀歯やセラミックだらけでも何ら問題のない方がいる一方で、1、2本の歯を治しただけで顎が痛くなったり、噛み合わせに違和感が起こる方がいらっしゃいます。

それは顎関節のキャパシティーは個々によって異なるからです。後者の一例としては、歯並びや上下の噛み合わせによって顎関節に問題のある慢性的な力がかかっており、顎関節の吸収や組織の変形が起きており、それでも自覚症状がないという、絶妙なバランスで成り立っていたところに、歯の切削などの急な変化が入ってくると自覚症状として発現する場合です。

当院は虫歯や歯周病の問題と併せて、歯科治療を行なっていく上で、顎関節を考慮した対応をとっています。

特に被せ物などの修復治療を行なった歯に関しては、メンテナンス時においても顎の変化というものに気を払い、必要な調整を行う必要があります。きちんと、調整を行なっていなければ、将来歯を失う原因となります。

 

 

歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。

最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。

 

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前歯のセラミッククラウン

2024年06月4日

事故や虫歯などにより歯が大きく無くなってしまった場合はクラウン(被せ物)が選択されます。

 

歯周組織も健全な状態にし、クラウンの形態が決まります。

歯周治療を行わないで被せ物だけを行うと、歯茎の腫れや形の不良につながります。

 

 

残っている歯とも、違和感のない被せ物が出来上がりました。

 

 

 

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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