顕微鏡歯科学会 認定医取得
2020年01月26日
この度、顕微鏡歯科学会の認定医を取得しました。当院がある墨田区、江東区内では認定医が現在登録公開されている唯一のクリニックとなります。
日本の歯科における手術用顕微鏡の導入率は全国の歯科医院の約10%と言われ、その中でも学会認定医資格を持っている人数は現在全国で150人にも満たないのが現状です。マイクロスコープを使用した治療を行なっているクリニックかどうかのご参考になるかと思います。
当院はすべてのユニットに顕微鏡を設置し、顕微鏡治療を行なっています。
顕微鏡歯科学会認定医一覧
電話でのご予約は 03-6659-2934
部分矯正にて反対咬合を改善
2020年01月9日
部分矯正による前歯の見た目を改善をご希望されました。
両側の2番目の歯が反対に噛んでいる反対咬合がよく見られます。この状態は長い目で見ると非常に危険な状態です。
反対咬合の前歯によって、顎の動きが規制され奥歯が噛み辛く、奥歯に必要以上の負担がかかります。この状態を長年続けていると、歯に多くのヒビが入り虫歯菌が生息しやすい状態になり、歯のお手入れが悪くなると短期間で奥歯に集中した多くの虫歯を作る事になります。また、銀歯やセラミックにて歯の修復をしても今度は修復した歯が割れてくる事が多く見られます。
また、顎関節症や奥歯の喪失にてご相談に来ていただく方も、前歯の歯列不正が原因で起こっていると思われるケースが多々あります。
しかし、永久歯になってから、この噛み合わせなのでご本人は自覚もなく見た目以外、この噛み合わせの状態が普通だと思ってらっしゃる事が良くあります。
ブラケットを正確な位置に位置付けるためのマウスピースを製作しブラケットを装着します。
約6ヶ月かけて歯を動かします。装置をつけている事に心理的ハードルが無ければ、マウスピース矯正と比べブラケット矯正の方が早く終わる事が多く、取り外しの煩わしさがなためオススメです。
反対咬合が改善されました。
before
after
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レジジ充填
2020年01月7日
ダイレクトボンディング とはその場で歯の形を作っていきます。
部分矯正による前歯の見た目の改善
2020年01月5日
前歯の見た目のご相談の場合、幾つかの選択肢があります。
①歯を切削しセラミックを被せる方法 ②ダイレクトボンディングにて歯を全く削らず、もしくは最小限の切削による見た目の改善 ③部分矯正
適応としては
・術前に大きな樹脂や被せ物が入っている場合は①のセラミックによる改善
・削る量が無いもしくは最小限で済むのであれば②のダイレクトボンディング
・セラミックによる改善があまりにも侵襲が大きい場合は③の部分矯正
・もしくは①〜③の併用
一部の審美系クリニックで行われている様な、なんでもかんでも削ってセラミックで見た目の改善を行うことは歯の寿命を考えると非常に危険です。
今回は③の部分矯正による見た目の改善を行いました。
3ヶ月程度で歯が並びました。
before
after
リスク 歯の移動に多少の痛みを伴う場合があります。
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顎関節に関連する疾患に対し、スタビライゼーションスプリントによる治療アプローチ
2020年01月4日
顎関節症用に保険の柔らかい樹脂製のマウスピースを使用していたそうですが、全く改善が見られずお困りでした。
基本的に保険のマウスピースは噛み合わせの検査を行い、上下の模型を咬合器に付着し製作されませんので、噛み合わせを考慮されず、歯をただ柔らかいビニールかプラスチックで覆ってるだけで特に学術的な根拠も理論も何も無いものになります。しかし、プラシーボ効果で数パーセントの方には効くとも言われています。
顎関節症状の原因は欠損の長期放置、不安定な歯並び、不適切な修復物、外的要因等にて発症します。
まず、咬合違和感や顎関節症に対して行うことは原因の特定と顎の位置の評価が必要になります。
そのために、フェイスボートランスフアー、チェックバイト、ディプログラマーによる中心位採得を行い、安定した顎の位置を記録し、咬合器上にて治療顎位を評価します(咬合診断)
その他、筋触診、レントゲン、CT、歯周検査、唾液検査等の60〜90分の検査を2回にわたって行い、どんな治療が必要で、どこまで治療の介入を行うかを決定します。お口全体の修復歯の程度であったり、治療期間、個人のう蝕、歯周病リスク、審美的要求、予算であったりと様々な項目を検討します。
歯の修復物や、歯並びを修正しない治療をご希望されましたので、スタビライゼーション型スプリントによる治療を選択しました。スタビライゼーション型スプリントは歯の切削を行わずにできるため、可逆性があり、一番侵襲の無い治療法になります。
スタビライゼイション型スプリントは上下の歯の歯の接触の問題をマウスピースにて修正し、顎関節を安定させることにより、症状改善を行います。筋肉や顎関節の異常が原因と考えられる場合の鑑別診断としての使用可能です。
筋肉や顎関節が原因である場合はまた、別のアプローチが必要となります。
また、歯並び等にて自分自身の噛み合わせの力にてを破壊している傾向の患者さんの歯の維持のために使用する事も可能です。
リスク 論文上ではスタビライゼイション型スプリントは症状改善に約60%〜90%有効とされています。全ての顎関節症状、咬合違和感の改善を保証する訳ではありません。咬合状態によっては適応外症例になります。
治療費
咬合診断(口腔精密検査) ¥50,000
スタビライゼーションスプリント ¥70,000 (別途 消費税、再診料、咬合調整料)
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菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
東京都墨田区菊川2-6-14 1F