咬合診断により噛み合わせを改善 セラミック治療 Case4|東京/墨田区/江東区
2017年10月26日
保険の銀歯を入れたら噛み辛くなったという方でした
保険の銀歯は決められた方法で流れ作業で作られるのが一般的です。
噛み合わせに対する適応の幅が広い方は保険の銀歯でも特に問題はありません。
しかし、噛み合わせの変化に対して繊細な方は一定数おられます。新しく被せ物を入れたら歯や顎が痛くなったり、食べ物が滑って噛みづらくなったなどの問題が出てきます。
そういった場合は噛み合わせの診査を行い、仮歯に置き換え、最終的なものに反映し作製することで改善されます。
まず、フェイスボーという顎の位置を記録する装置にて咬合器にお口の中を再現します。
そして、何故この歯は噛めないのか問題点を挙げ、理想的な噛み合わせをシュミレーションをします。この方の場合は上の歯が正常な位置よりも下がっており下の被せ物との調和が取りづらく また、食物を十分に掴むだけの十分な大きさがなく滑り落ちている等の問題点がわかりました
これらの問題点を修正した仮歯をつけ調整を行い、数日生活してもらったところ問題なく噛めているという事でしたので技工士さんに最終的な被せ物を製作していただきました。
技工士さんもただ白い歯を作るのではなく、どうすればこの方のこの歯は噛めるようになるのかを読み取り、考え、被せ物を製作しています。
最終的な被せ物を仮付けし数日生活していただきます。
特に問題が無かったとの事なので最終的に接着を行いました。
Before
after
当院では保険治療を希望される方、虫歯や歯周病が初期段階で最小限の治療で済む方には保険診療を勧めさせていただいておりますが、長持ちする治療や、より良い問題解決を希望される方には自由診療のご案内をさせて頂いております。
この症例の治療内容 陶材焼き付け鋳造冠
この症例の治療費 ¥15万
電話でのご予約は 03-6659-2934
Webでのご予約は 24時間ウェブ予約受付中
定休日 水曜 (学会出席等で変更になる場合がございます。)
平日 9時〜19時まで
土曜日 9時〜18時まで
日曜 9時〜14時まで
〒130-0024 東京都墨田区菊川2-6-14 マーベラス菊川1F
都営新宿線 菊川駅 A1出口すぐ
治療は院長の小林弘明が全て行います。
保険の詰め物とダイレクトボンディングの違い|東京/墨田区/江東区
2017年10月16日
保険の詰め物(レジン充填)とダイレクトボンディングの違いを解説します。
保険のレジン充填は虫歯を取り、液状の医療用樹脂(レジン)を詰める工程を10分程度で行う治療です。
保険のレジン充填では基本的にラバーダム防湿(後述)を行わないので頬、舌、出血、唾液、歯肉を排除出来ない為、歯だけに集中して時間をかけて強力な接着層を作ることも形態の回復を行う事も出来ません。
また、噛む面が再現されていないため咀嚼効率が落ち、気づかない間に歯が動き顎の関節の病気を引き起こす可能性も有ります。そして、詰める樹脂の色の選択も限られており、歯のグラデーションを付けられず、よく見ると詰め物と歯の色が馴染んでいません。
すぐに影響は出ませんが、数年経過した保険のレジン充填を見ると殆どが、接着面が劣化し一部取れていたり、キワから虫歯になっています。
一方、ダイレクトボンディングは使用する樹脂(レジン)の成分は殆ど変わりませんが樹脂を詰めるための術式が保険の詰め物と大きく違います。
まず、ラバーダム防湿です。写真にある緑のゴムのシートです。
樹脂(レジン)を接着させる際、唾液や血液に感染すると接着力が半分以上減少します。接着力が減少すると脱落や二次的な虫歯の原因になります。
ラバーダム防湿を行うことにより、処置をする歯だけをお口の中から孤立させ、血液や唾液の侵入を防ぎ接着力を減少しないようにさせます。
また、保険診療で使用される接着剤は1液性の接着剤が殆どです。
安価で短時間で簡便に接着層を作ることができますが、1液性の接着剤は成分が複雑で長期的な結果が安定しない材料です。そして、保存期間がある程度過ぎると接着力が低下する報告が出てきています。
一方、ダイレクトボンディングでは長期的に良好な結果が出ている2液性の接着剤を使い塗り重ね、安定した強力な接着層を作ることにより数年経過しても欠けたり、歯と樹脂の間から虫歯になる可能性は非常に低いです。
その後、樹脂を詰め歯の形態を再現することにより見た目だけでなく、噛む面が作られることにより噛み合わせが安定し、食物を噛む効率が回復されます。また、ダイレクトボンディング用の樹脂は色馴染みが良く天然の歯のように歯を再現することが可能です。
以上のことを1時間程かけ丁寧に虫歯を取り、樹脂を詰めます
このように時間と手技を増やすことにより、劣化もなく長期にわたって虫歯を予防することができます。
このように患者さんには非常に分かりにくですが、保険のレジン充填と自費のレジン充填(ダイレクトボンディング)では同じ白い樹脂を詰めているだけでも術式に大きな違いがあり、この違いが数年後に虫歯を再発するかどうかの大きな差になってきます。安価な保険のレジン充填で虫歯が再発した時には、虫歯が大きく、再度保険のレジン充填では済まず、銀歯治療やダイレクトボンディングより高額なセラミック治療が必要になってしまうことがしばしばあります。
他の自由診療もそうですが保険診療との違いは、見た目の回復だけでなく、患者さんには分かりにくい部分をこだわり、長持ちする治療を行う事が自由診療と保険診療の違いです。
治療費用・ ¥40,000
リスク・極端に硬いもの等を噛むと欠けるリスクがあります。
電話でのご予約は 03-6659-2934
Webでのご予約は 24時間ウェブ予約受付中
定休日 水曜 (学会出席等で変更になる場合がございます。)
平日 9時〜19時まで
土曜日 9時〜18時まで
日曜 9時〜14時まで
〒130-0024 東京都墨田区菊川2-6-14 マーベラス菊川1F
都営新宿線 菊川駅 A1出口すぐ
治療は院長の小林弘明が全て行います。