自由診療の歯のメンテナンスについて
2020年02月21日
従来の保険のクリーニングは表面上の歯石を除去できても、細菌の塊であり、虫歯、歯周病の原因であるバイオフィルムの除去は50%程度しか行えないと論文上にて結論が出ました。それにも関わらず、行えば行うほど、歯面が傷つき、バイオフィルムが付着しやすい環境を作り出すという悪循環を生み出す事が理解され始めてきました。口腔衛生に理解が低かった大昔ならいざ知らず、ある程度、口腔衛生に理解が進んだ現代において高頻度に行われる保険のクリーニングは、ある程度自己管理できる方にとっては百害あって一利なしという現象が起き始めています。
当院ではそのような、悪循環を防ぐ為エアフローという機械を用いた、歯を傷つけない最新のパウダーメンテナンス(GBT)を推奨しています。
再感染の予防
2020年02月10日

昔に行なった、銀歯のやりかえのご相談にて来院されました。

今回のような再治療は慎重に行わなければ、抜歯に近づいてしまいます。

この様な場合ラバーダム防湿という方法が非常に役立ちます。ゴムのシートを貼り、お口の中から歯のみを隔離して虫歯治療を行います。そうする事で、虫歯菌の再感染要因を排除し、またマイクロスコープの威力を最大限に発揮し虫歯に集中して除去する事が可能になります。この様な方法は手間と時間がかかり、少なくとも保険診療ではまず行われない方法です。

銀歯を外すと、歯の亀裂や虫歯が見られました。ラバーダム防湿を行い、虫歯や亀裂を取っていきます。この段階でラバーダム防湿を行う事で虫歯の再感染や取り残しを防ぎます。


型取りを行いラバーダム防湿下にてセラミックを装着します。


奥の歯には金修復を希望されましたので、ゴールドを装着しています。



手前の歯の銀歯と古い保険の詰め物は、ダイレクトボンディングにて修復を行いました。

before

after

リスク 極端に硬いものを噛むとかける可能性があります。
各種治療費はこちらから
電話でのご予約は 03-6659-2934
部分金属床義歯による歯の機能回復と歯の保護
2020年02月3日

当院ではインプラントに対するネガティブなイメージ、骨粗鬆症薬などの服用や、インプラント治療後のトラブルを経験され,義歯によるお口の中の機能回復を希望される方が多くいらっしゃいます。

保険のプラスチックの入れ歯や樹脂の入れ歯などの柔らかい材料ではお口の中で機能することはできませんし、残っている歯の寿命さえも縮めてしまいます。
お口の中で機能し、残っている歯を保護するために、少なくとも3歯以上の欠損には金属のフレームを製作する必要がありあります。



現在の歯科治療において、歯がない箇所にはインプラント が第一選択になりますが、金属床義歯であれば入れ歯であっても十分に機能させる事が可能です。
各種治療費はこちらから
電話でのご予約は 03-6659-2934