抜けそうな歯でも保存を試みる価値はあります。
2022年09月16日
他院にて歯の保存が難しく、抜歯と言われ、何とでも残したいと来院されました。
拝見すると、歯の根本には骨がなく、今にも抜けそうな状態でした。
噛み合わせの不良、セメント質剥離と歯髄の感染により歯内歯周病変が起きている状態でした。1本の歯に3つの病気が併発して起きている状態ですので一つづつ確実に治療する必要があります。
また、ご自身のセルフケア、免疫力や栄養状態も非常に治療に際して重要となります。
治療の結果、根の先に骨の再生が起こり、歯を抜かずにすみました。
1本の歯の病気でもお口全体と繋がっているため、精密検査を行なった上で適切な診断を行い、適切な計画のもと適切な時間が確保された状態で顕微鏡、レーザーを用いることにより、1本の歯を延命させる事ができます。
歯周治療、根管治療、咬合治療を一つずつ確実に精密に行う事で歯を残す事ができました。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。
適切な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
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電話でのご予約は 03-6659-2934
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菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
東京都墨田区菊川2-6-14 1F
親知らずの移植
2022年06月2日
奥歯二本が折れており残すことが困難な状態でした
インプラントより自分の歯が良いとのことでしたので、上の親知らずを抜いて、奥歯に移植を行うことにしました。
3ヶ月程度、生着を待ちます。
生着を確認後、精密根管治療を行います。
今回はブリッッジによる回復を行いました。
親知らずの移植はインプラントほど高い成功率の治療ではありませんが、ご自身の歯でお口の中を維持したい場合の選択肢の一つとなり得ます。
リスク 極端に硬いものを噛むと取れたり、かける可能性があります。
ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療は自由診療となります。
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根管治療後の骨の再生
2022年05月24日
神経が感染し根の尖端の骨を溶かしています。この歯の中の感染物質を除去し、尖端の骨の再生を促す治療を感染根管治療と言います。この病気の厄介なところは、歯周病と同様に痛みが出る場合もありますし、痛みがない場合もあります。
しかし、痛みなどの症状がないからといって、この感染を放置しておくと、隣の歯まで波及し隣り合う歯の神経を感染させてしまったり、骨が溶けきり歯が抜けてしまったりであったりと、大変な状況に陥ってしまいます。
精密根管治療にて細菌を除去し、根の薬を入れた直後はまだ完全な骨の再生は起こりません。
6ヶ月〜1年ほどかけて骨の再生が起こります。適切な時間を確保し、顕微鏡やラバーダムをちゃんと使用した、精密根管治療により根の中の細菌感染がなくなれば後は体が勝手に治してくれます。あとは、被せ物をきちんと入れる事と、セルフケアの徹底にて長期の保存を目標とします。
リスク 極端に硬いものを噛むと取れたり、かける可能性があります。
ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療は自由診療となります。
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