顕微鏡を用いた修復治療
2021年12月17日
クラウンの型取りは必ず、歯肉圧排を行いシリコーン印象を行います。 再根管治療を行い、歯の残存量が極端に少なかったため、バーチカルプレパレーションを選択しました。特殊なセラミックの形成方法となりますので、仮歯や型取りに従来の一般的な方法よりもさらなる精密さが求められます。
そのため、修復治療であってもマイクロスコープは必須となります。
電話でのご予約は 03-6659-2934
菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
東京都墨田区菊川2-6-14 1F
セラミック修復へのこだわり
2021年12月14日
当院ではセラミック修復を行うことが多いです。審美目的はもちろんですが、機能改善や歯の寿命を守ることを念頭に置いています。
歯の状況に合わせてマテリアル選択を行います。当院でジルコニア,emax,ハイブリット、メタルボンドなどを強度や硬さで料金を分け、患者さんに選ばせるような事は致しません。各々の状況に応じて適応されるべきです。
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近年ではデジタル化に伴い、オーラルスキャナと呼ばれる口の中をスキャンし、コンピューター上での情報のみで機械に削り出させそのまま入れる技術が普及しています。さも最先端治療であると患者さん向けに広告されていますが、これは治療精度がこれまでよりも向上したのではなく、技工コストや材料コストを下げる事ができると言うだけで、現時点では、治療のクオリティーがアナログよりも上という訳ではありません。一部の作業を除けば、むしろ退化しているのではないでしょうか。まともな歯医者はこんなもので作ったものは自分の歯には入れないでしょう。
ですので当院では手間もコストもかかりますが、確実な方法にて型を取り、石膏模型上にて技工士(職人)が調整を行うアナログな方法にて現時点で一番精度が高い方法にて製作を行なっております。また、ジェネリックのような材料や機材ではなく、トップクラスのメーカーの材料と純正の機材を使用し、日本にて当院が信頼のおける技工士によって製作されています。
(一部ではコストを下げるため患者さんには絶対分からないであろう所で色々な方法がとられます。長期的に見ると劣化が考えられるジェネリックのような材料を使ったり、大型技工所にて製作効率を上げる事だけを考えベルトコンベアー式に複数人が責任の所在も哲学も無く一つの歯を作製したりであったり、日本で技工士免許が無い人間が歯を製作すると犯罪になるため、一度中国などの無資格者が作っても問題ない国に送り、その国の無資格者のアルバイトが内職で作ったものを雑貨として国内に入れ、提供しているという話もあります。)
当院では何処のメーカーかも分からない材料や、何処の誰が作ったものか分からないものは提供していません。当院の技工物は厳選された材料と機材、信頼のおける技工士によって魂が込められ作られたものが提供されます。
装着に関しましても現状一番信頼のおける方法にて行なっております。
この他にも、重合収縮が少ないレジンによる築造、歯肉圧排や顕微鏡下での形成、研磨など様々な工程が行われています。
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自由診療について(当院の考え方)
2021年12月3日
保険診療は痛みなどをその場凌ぎで取るだけの最低限度のクオリティーを国が保障するシステムであり、日本全国民と日本に就学や就労しに来ている外国人にみんな平等に医療を限られた予算から、限られた最低限の医療を提供するというシステムです。
そのため、治療費が安く、短時間でたくさんの患者さんの処置を行わないと経営が成り立たなくなってしまいます。歯科医師一人当たり、1日で25人以上の患者さんが必要と言われています。そのため、患者さん1人1人にかける時間はどうしても短くなってしまいます。
その結果、丁寧に治療するのが難しくなり、治療に通う回数が多くなるだけでなく、再治療の可能性も高くなります。そして治療を繰り返すほど歯の状態は悪化していきます。
保険診療では検査や処置内容が決まっており、その範囲内で処置を行う必要があります。
ですので、どんなに機能的にも、見た目にも優れた材料や治療法があっても保険診療の対象外であれば処置を行うことができません。
精密検査を行うと銀歯の下に虫歯がありました。本来の虫歯の範囲より遥か大きく、銀歯が取れないように削って処置がなされたと推測されます。
その大きく削った後の2次感染ですので、虫歯と合わせると健康な歯が余り残っていないため、ダイレクトボンディング のような比較的短期間で終わるような治療は適応外となります。
虫歯を取り、歯の形をセラミック修復のための形にします。それでもまだ健全な歯を多く残した治療法となります。
例えば、この方を保険の銀歯や保険の白い被せ物で行ってしまうと、根元をさらに大きく削り被せるため次何かあった時は被せる健康な歯が残っておらず、抜歯になる事が予想されます。
健全な歯を可能な限り温存し、セラミックにて接着修復を行いました。
このように、保険の銀歯や樹脂は歯を削る範囲が大きくなるだけでなく、再発のリスクが高く、再介入時にはさらに大きな修復範囲とコストが必要となります。
一方、保険の処置を受けた事がない歯の虫歯はどうでしょう?
一見、何もないように見えますが、精密検査を行うと、歯と歯の間の虫歯が見られました。
削っていくと、このように虫歯にて穴が空いていました。
顕微鏡やラバーダムを用い接着治療を行う事で、必要最低限の切削にて歯の修復が可能となります。
このように、初めの虫歯の時点で自由診療にてクオリティーの高い治療を行っておけば、そもそも再発の心配も少ないですし、削る量も少なく、次に何かあったとしても再介入が必要最小限に済む事が多いです。結果、生涯にわたるコストも抑えることができます。
しかし、『自由診療って高そう』そんなイメージを持つ方は少なくありませんが、実際のところ、決して安くはありません。ただ、一つ考えていただきたいのは何と比べて高い、あるいは安いと判断するかです。もし、あなたが生涯を通じて最後まで健康で綺麗な歯を残すことに真剣でそのことに大きな価値を感じているのであれば、決して高くはないと思われるでしょう。
逆に言えば、ご自身の歯や体の健康に真剣でないなら、当院の治療を受けてもその価値を感じていただく事は難しいでしょう。
当院で、治療全体にかかる費用は最初の時点で明確にお伝えし、よほど特別なことが無い限りその範囲内で治療を行いますので、『いったいいくらかかるんだろう』と不安を抱えながら治療を続けるなんて事はありません。
いずれにせよ、治療内容がその費用に値するものであると納得いただけない限り治療を進めることはありません。
まずは、精密検査を受けていただきご自身の状況を知っていただくだけでも、とても価値のある事だと当院は考えております。
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