前歯のセラミック治療

2024年03月15日

精密根管治療後、前歯にセラミック修復を行いました。

審美治療とは、何事もなかったように、顔、歯肉との調和、自然な形と色にて修復される事だと考えます。漫然とただ削って被せるだけではありません。ましてや、分かりやすく簡単だからという理由で、全部前歯削って、便器みたいな白い歯を見た目のためだけに引っ込め、顎関節を破壊するだけの行為は審美治療とは言えません。特に過度な審美的要求と歯の切削、健康はトレードオフの関係になることがあります。審美治療は術者側と患者側との話し合いによって、妥協点を見つけ健康を害さない形で慎重に計画されます。

残っている歯の状態、噛み合わせ、歯肉や骨の状態に合わせて削るラインを考え形成と印象を行なっています。そして技工士もかなりのレベルが要求されます。

 

 

歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。

最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。

 

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