<歯並び> 噛み合わせ
2022年04月9日
よく噛める方は、食べ物を前歯で噛み切り、犬歯で切り裂き、臼歯ですりつぶします。噛む時は、歯を上下に動かすだけでなく、前後・左右にも動かし使います。全ての歯をなめらかに動かして使えなければいけません。そして、口は大きく自由に開けられます。
多くの方はご自分では普通に噛んでいるように思われていますが、実は上下にだけガツンガツンと動かしている方が大変多いのです。上下にしか動かせないのは実は大変良くない事で、その悪い使い方により顎関節症になったり、歯並びを悪くしたり、歯の寿命を短くします。
噛み合わせが悪い方は、食べ物の噛み方も悪いのですが、ご自分ではわからない方が多くいらっしゃいます。そして、くいしばりのある方も大変多く見られます。くいしばりにより、歯がすりへり、上下がしっかりと合わさりすぎてしまい、歯が自由に動かなくなってしまいます。
噛み合わせの悪い方は、頭痛、肩こりなどの不定愁訴のある方も多いです。又、舌の使い方も悪かったり、発音のしづらい言葉があったり、唾液も出づらかったり、口が乾いてしまう方もいらっしゃいます。唾液がでづらい方は、いつも喉が渇くので水が手放せず、風邪もひきやすいのでマスクが手放せないようになります。このような事からも良好な歯並びにする事は、健康の為にも必要です。