歯間ブラシの重要性
2022年07月15日
歯と歯の間を磨く習慣がない方に歯間ブラシをすると、通した時の痛みが無いにも関わらず出血が出ます。 この状態が数年続くと顎の骨が溶け歯周病で歯を失います。
血液を栄養源とする歯周病菌が多く占めるようになり、一度歯周病菌に支配された環境が成立してしまいますと、回復に時間を非常に要します。最悪の場合、緩やかに歯の喪失を見守るしか手立てがなく改善が見込めない場合もあります。
そして、この一番の問題点は取り返しのつかない状態になるまで痛みが出てこない事です。
歯間ブラシの毎日の使用は、問題点の早期発見と歯の喪失を予防をする上でコストがかからず、簡単な方法になります。
しかし、歯間のサイズは歯の部位によって異なるためその方のその部位に合ったサイズを計測し使用する必要があります。
そうする事で、効率的なセルフケアと異常事態に陥ると出血するという認識がある事によって問題の早期の発見につながります。
このように適切なセルフケアを行い、適切なメイテナンスプログラムを行う事により、歯の喪失や虫歯、歯周病を予防します。
適切な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
各種治療費はこちらから
電話でのご予約は 03-6659-2934
菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
東京都墨田区菊川2-6-14 1F
虫歯菌検査
2022年05月27日
(治療前のミュータンス菌)
(治療前のラクトバチラス菌)
当院ではラバーダムや顕微鏡を使用した精密治療を行う前に、精密検査を行います。その項目の一つとして虫歯菌の培養検査があります。
お口の唾液中から細菌を採取し、ミュータンス菌とラクトバチラス菌を培養します。
保険の樹脂や銀歯の段差、銀歯自体のプラークを引きつける力、セルフケアが出来てないところ、歯の傷が付いているところなどに細菌は住処とし繁殖しています。
虫歯菌検査は現在、どのくらいリスクがあり、改善をどのようにすれば良いかの指針となります。
(治療後のミュータンス菌)
(治療後のラクトバチラス菌)
お口全体の保険の樹脂や銀歯を除去やセルフケアの改善を行う事で細菌の繁殖を抑えることができました。適切な治療を行うことが非常に重要となります。
虫歯や歯周病は細菌感染との戦いになります。セルフケアの改善と除菌、細菌の付着しにくいマテリアルや、段差などの細菌の住処を作らない事によって細菌の繁殖を抑え再度虫歯にならないように当院は計画を立てていきます。
リスク)虫歯菌は常在菌の一つのため、歯の修復を行なった場合に必ずしも虫歯菌がゼロになるわけではありません。
各種治療費はこちらから
電話でのご予約は 03-6659-2934
咬合の可視化、デジタル化
2022年05月14日
当院は長らく歯科業界ではブラックボックス化としている噛み合わせについてデジタル化し可視化を行っています。咬合に関してはその特性上、確固たるエビデンス(証拠)が少なく、そのため特に日本の歯科では,たまたま上手く行った成功体験をさも全ての方に応用できるかのように流布し、それに習って応用するなど,ある種の宗教的な考えにより噛み合わせ治療が行われてきた感が一部にはあります。
デジタル機器の導入により、その方の状況を把握し、その方に合った治療法を考える事が可能になりました。
口腔精密検査項目としてデンタルプレスケールにて咬合の力、重心
バイトアイにて上下の歯の合わさる位置と面積をコンピューター解析を行い治療の計画を行います。
咬合器装着による模型分析、中心位評価も含め、咬合の可視化により出来る事と出来ない事の線引きや、従来のカンに頼っていた部分を明確にすることができます。
現代の歯科医療は手術用顕微鏡と口内細菌の培養検査、咬合の可視化により、悪くなった理由とその改善方法、そして十分な結果予測を持って歯科治療の計画が可能となりました。
よくわからないけど虫歯ができやすい、昔より食事がしにくい、歯周病と言われているがどうしたら良いか分からないなどのお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
各種治療費はこちらから
電話でのご予約は 03-6659-2934