歯周病の末期
2022年07月25日
歯周病はきちんと現状理解して対応しておかないと取り返しの付かない事になる病気です。
痛みが出ることも少なく、歯に穴が空くわけでもなく、歯肉の中の見えない所で起こっているため、自覚できず、どんなに説明を要しても理解が及ばない方もいらっしゃいます。
しかし、歯周治療を行う価値を理解して適切な対応を行わなければ50歳代位を境に、歯を急速に喪失する事になります。一度、大きく傾いてしまった口腔内環境を治すには、費用や時間などのコストが多くかかります。どんなに費用をかけても戻らない場合もあります。
また、歯間ブラシなどのセルフケアを疎かにして、だだ歯科医院に定期的に歯を洗いに行っているだけでも防げません。24時間以上、お口の中で磨き残しが停滞するとバイオフィルムが形成され、細菌が生育する環境になります。3日間バイオフィルムが停滞すると歯石になり歯ブラシでは取れなくなります。ですので、常時24時間以内に適切にご自身でバイオフィルムを除去する方法を確立することが非常に重要となります。
中等度以上の歯周病治療にかかるコストは、生涯、適切な歯間ブラシを毎日するコストと時間より多くのコストがかかります。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。
適切な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
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