再根管治療
2023年10月20日
歯の根の再治療を行う場合、虫歯の他にこのように、金属の土台やゴムの詰め物を取る必要があります。また、歯を破壊しないように慎重に行う必要があります。
この治療を行うだけで1回の治療時間が2時間近くかかります。
時間をかけ、きちんと工程を踏むことで天然歯の延命を行う事が出来ます。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。
最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
診療予約はこちらから※予約枠が埋まっていてもお電話いただければ対応できることもあります
電話でのご予約は 03-6659-2934
菊川駅前歯科のホームページはこちらから
菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
東京都墨田区菊川2-6-14 1F
虫歯の除去
2023年09月7日
虫歯の除去を確実に行う為にはラバーダム防湿を行い、顕微鏡にて虫歯染色液を使い、確実に取り切ります。
保険でもなるべく削らない治療がもてはやされていますが、悪いものはきちんと取らないと、悪いままです。銀歯が主流の時代であれば、良し悪しは別として大きく削って被せていた為、短時間の処置時間でも、良い組織も悪い組織もまとめて削るため、取り残しがそこまで問題となっていませんでした。しかし、コストの問題から保険の処置においてレジン充填が主流となってきたため、大体で削って、とりあえず、くっつけて見た目もとりあえず白いので急場を凌ぐ事が可能になりました。しかし、保険のレジンの中の虫歯が再発見された後は、銀歯より酷い事になっている事があります。ラバーダムをしてレジンをきちんと、くっつけていないので絶えず取り残しの虫歯に栄養が供給されている状態ですので、知らず知らずのうちに虫歯が大きくなる事は明白です。
虫歯(むしば)は、歯の一般的な疾患のひとつで、歯の組織が酸によって腐食される現象を指します。この問題は、糖分やデンプンを含む食物を摂取し、口内に存在する細菌がこれらの炭水化物を代謝して生成する酸が、歯の表面を侵食する過程で生じます。以下では、虫歯に関する詳細な情報を提供します。
虫歯のプロセス:
- 食事と細菌:虫歯のプロセスは、口内に存在する細菌が食事から摂取される糖分やデンプンを分解することから始まります。主にステプトコッカス種やロタウイルス種の細菌が、これらの栄養物を利用して酸を産生します。特に砂糖を多く含む食品や飲料は、細菌の酸産生を刺激します。
- 酸の攻撃:生成された酸は、歯のエナメル質と象牙質と呼ばれる歯の硬い部分に付着し、酸に対する感受性を高めます。酸はミネラルを歯から溶かすプロセスを開始し、これにより歯の組織が脱灰(ミネラルの喪失)され、表面に小さな穴や欠損部が形成されます。この段階は、虫歯の初期段階であり、「白い斑点」としても知られています。
- 虫歯の進行:虫歯の穴や溝は時間が経つにつれて広がり、深化します。この過程で、細菌が穴に入り込み、感染を引き起こすことがあります。感染が進行すると、歯がますます脆くなり、痛みや不快感が増加します。
虫歯の症状:
虫歯の症状には以下が含まれます。
- 歯の痛み: 虫歯が進行すると、歯が痛むことがあります。特に冷たい、熱い、または甘い飲食物を摂取した際に痛みを感じることがあります。
- 歯の感受性: 虫歯にかかると、歯が感受性を持つことがあり、刺激に対して過敏に反応することがあります。
- 歯の変色: 虫歯が進行すると、歯が黒ずんだり茶色く変色することがあります。
- 歯の欠損: 虫歯が深刻になると、歯が欠損する可能性があります。
- 口臭: 虫歯の感染によって、口臭が発生することがあります。
虫歯の治療と予防:
虫歯を治療するためには、歯科医による診断が必要です。治療オプションには、虫歯を削り取り、詰め物を入れる充填治療、歯を被せるクラウン治療、歯の根管治療などがあります。治療の目的は、虫歯を除去し、歯を修復して機能を回復させることです。
虫歯を予防するためには、以下のような健康的な口腔ケアの習慣が重要です。
- 正しい歯みがき: 正しい歯みがき法を実践し、歯垢を定期的に取り除くことが大切です。
- 定期的な歯科検診: 歯科医による定期的な検診とクリーニングを受けることで、虫歯の早期発見と治療が可能となります。
- 健康的な食事: 砂糖を含む食品や飲料を適切に制限し、栄養バランスの取れた食事を摂ることが虫歯の予防に役立ちます。
- フッ化物の利用: フッ化物入りの歯磨き剤やフッ化物処理を受けることで、歯を強化することができます。
虫歯は歯の健康に影響を及ぼす可能性があり、早期の対処が重要です。虫歯に対する予防策を実践し、歯科医の指導に従うことで、歯の健康を維持できます。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。
最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
診療予約はこちらから※予約枠が埋まっていてもお電話いただければ対応できることもあります
電話でのご予約は 03-6659-2934
菊川駅前歯科のホームページはこちらから
菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
東京都墨田区菊川2-6-14 1F
MTAセメントを用いた根管充填
2023年09月7日
感染除去等によって、ある程度、根の中が大きくなってしまったケースにはMTAセメントによる封鎖が有効です。保険の根の処置のように大きくなってしまった根の中にゴムを詰めると結果、歯の強度が担保されないため早期に割れるリスクや、再感染のリスクが高くなります。
もちろん、隔壁の設置、ラバーダム防湿、顕微鏡の使用、レザー等を使用し、精密に根管治療がなされた前提でのMTAセメントの使用によります。
MTA(Mineral Trioxide Aggregate)セメントは、歯科医学において根管治療に広く使用される特殊なセメントです。以下に、MTAセメントを使用する際の主要なメリットを長文で説明します。
- バイオコンパチビリティと生体適合性: MTAセメントは非常に高いバイオコンパチビリティを持っており、生体組織との相互作用が非常に良好です。これは、歯の根管内での使用において特に重要です。MTAセメントは周囲の組織に対する刺激が少なく、炎症反応を引き起こすリスクが低いため、患者の快適さと治療の成功率を向上させます。
- 密閉性と漏れの防止: MTAセメントは、歯の根管内に充填される際に優れた密閉性を提供します。この性質は、細菌や微生物の浸透を防ぎ、感染の拡大を防ぐのに役立ちます。漏れの防止は、根管治療の長期的な成功に不可欠です。
- 薬理学的な特性: MTAセメントは酸性に対して安定しており、歯内の酸性環境に耐性を持っています。また、抗菌性があり、感染の制御に寄与します。さらに、MTAセメントは骨細胞に対して増殖を刺激することが報告されており、治療後の歯根周囲組織の修復を助けます。
- 優れた物理的特性: MTAセメントは高い圧縮強度を持ち、歯の根管内での負荷に耐えることができます。また、硬組織との接着性も高いため、セメントが歯根内でしっかりと保持され、長期的な安定性を提供します。
- 応用の多様性: MTAセメントは根管治療に限らず、歯の尖端周辺での外科的な処置や歯の補綴治療にも使用されます。その多様性は、さまざまな歯科状況での利用を可能にし、幅広い患者に対応できることを示しています。
総括すると、MTAセメントは根管治療において多くのメリットを提供し、その優れた生体適合性、密閉性、薬理学的特性、物理的特性、応用の多様性などは、患者の快適さと治療の成功を確保する上で非常に重要です。歯科医師がMTAセメントを適切に使用することで、長期的な歯の健康を維持し、歯を失うリスクを減少させることができます。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。
最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
診療予約はこちらから※予約枠が埋まっていてもお電話いただければ対応できることもあります
電話でのご予約は 03-6659-2934
菊川駅前歯科のホームページはこちらから
菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
東京都墨田区菊川2-6-14 1F