なぜ当院は「足折れ式」のユニットなのか。咬合調整に必要だからです

墨田区・江東区で噛み合わせ(咬合)の治療をお探しの方へ。コバヤシデンタルオフィスの院長です。
当院では初めから足がフラットなユニットではなく、足折れ式のユニットを使っています。理由は、咬合調整を正確に行うために必要だからです。
足折れ式とは
足折れ式は、座面と足元が折れ曲がる構造の診療台です。椅子に腰掛けた姿勢に近いまま治療を受けられるのが特徴です。
寝た姿勢では、噛み合わせがずれることがあります
下顎は筋肉と靭帯でぶら下がっているため、姿勢によって位置が変わります。仰向けに深く倒れた姿勢では、下顎が重力で後方に引かれやすくなります。この状態で噛んだ位置は、日常生活で噛んでいる位置とは、わずかにずれる場合があります。
数十ミクロン単位の高さが問題になる咬合調整では、このずれが無視できません。寝た姿勢で「ちょうどいい」と調整した詰め物や被せ物が、起き上がって食事をすると「高い」「当たる」と感じる、ということが起こり得ます。
咬合調整で足折れ式が役立つ場面
1. 自然な姿勢で噛み合わせを確認できる
頭と首が自然な位置にあり、普段の生活に近い姿勢で、咬合紙で当たりを確認できます。
2. 患者さんが顎を動かしやすい
側方運動や前方運動など、顎を動かす確認がしやすくなります。「ここが当たる」という患者さんの感覚も、正確に伝えていただけます。
3. 姿勢を変えながら確認できる
背もたれの角度を変えて、複数の姿勢で噛み合わせを確かめます。
4. 体への負担が少ない
足を持ち上げない姿勢は、腰や首に負担がかかりにくく、長時間の全顎治療でも楽に過ごしていただけます。乗り降りもしやすい構造です。
咬合を大切にする当院の治療の流れ
当院では、噛み合わせが合わない方の補綴治療を、中心位や生理的下顎安定位で行っています。必要に応じてディプログラマーを使い、筋肉の緊張をほぐしたうえで顎の位置を決めます。さらに、側方・前方のチェックバイトで顆路を調整し、咬合器上でワックスアップして咬合関係をシミュレーションしています。
こうして設計した噛み合わせは、最終的にお口の中で、実際に噛んで確認する必要があります。その最後の確認の質を高める道具が、足折れ式のユニットです。咬合器上でどれだけ精密に設計しても、口の中で確認が不十分では意味がありません。
よくあるご質問
Q. 足折れ式だと、治療中に楽な姿勢でいられますか?
A. はい。足を自然に下ろして座れるため、仰向けに寝る姿勢が苦手な方にも負担が少ない傾向があります。
Q. すべての治療を起き上がった姿勢で行うのですか?
A. いいえ。マイクロスコープを使う精密な処置などは、治療内容に合わせて姿勢を調整します。咬合の確認や調整では、自然な姿勢での確認を重視しています。
Q. 噛み合わせの違和感だけでも相談できますか?
A. はい、ご相談ください。当院は完全予約制・完全貸切で、カウンセリングから治療まで、ほかの患者さんと顔を合わせることなく落ち着いてお話しいただけます。なお、当院は自費診療のみです。
まとめ
足折れ式のユニットは、見た目の特徴というより、咬合調整の精度を上げるために選んだ設備です。「噛んだときの違和感がなかなか取れない」「被せ物をしてから噛み合わせが気になる」といった方は、一度ご相談ください。
墨田区・江東区から通いやすい当院で、お口全体のバランスを見ながら、噛み合わせを丁寧に整えます。
コバヤシデンタルオフィス 院長
補綴学会認定医・顕微鏡学会認定医
