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🦷歯石取りは“1回で終わるもの”ではありません

〜本当に歯を守りたい方へ。精密な歯周治療のすすめ〜

「前の歯医者さんでは1回で歯石を全部取ってくれたのに」
「なんでここの歯医者さんは何回も通わなきゃいけないの?」
そんな疑問を持たれたことはありませんか?

実は、“1回で終わる歯石取り”ほど危険なことはありません。
それは、見えるところだけを“なぞるように”きれいにして、
肝心の「歯ぐきの中の歯石」を残したまま終わってしまっているからです。

この動画では、あなたの大切な歯を守るために知っていただきたい、
歯石取りの本当の意味と、保険治療の限界、そして自由診療でしかできない精密治療の価値についてお話ししています。


◆“1回で終わる歯石取り”は、治療ではなく「表面の掃除」

保険で行われる歯石取りの多くは、歯ぐきより上の“見える部分”を軽く取るだけ。
時間も限られているため、細かく検査をしたり、
歯ぐきの中の深い歯石(歯周ポケット内歯石)まで丁寧に取ることは難しいのが現実です。

そのため、見た目はきれいになっても、
歯の根の周りには歯石がこびりついたまま残り、そこから歯周病菌が繁殖します。

こうして、知らず知らずのうちに歯ぐきの骨が溶け、
気づけば「重度の歯周病」が出来上がっている――。
これが、日本人が中高年以降に歯を失う最大の原因です。


◆「何回も通わなきゃいけない」と言われる本当の理由

きちんとした歯科医院では、まず歯ぐきの状態を精密に検査します。
・歯周ポケットの深さ
・出血や膿の有無
・歯の動揺度
・噛み合わせのバランス

これらを丁寧に確認した上で、
安全に歯石を除去するための計画を立てます。

1回で終わらせるよりも、数回に分けて丁寧に除去する方が歯ぐきを傷つけず、結果的に治りが早く、再発も防げるのです。

つまり「1回でやってくれなかった」というのは、
実は“本気であなたの歯ぐきを治そうとしている証拠”なのです。


◆保険診療では「ここまでしかできない」

歯石取りは保険でも行えますが、
保険治療は「最低限の炎症改善」を目的として設計されています。

時間配分も限られ、器具の使用や治療計画にも制限があります。
そのため、
「深い部分の歯石」や「歯の根の表面の滑沢化(ルートプレーニング)」までは十分に行えません。

また、保険治療では患者ごとにしっかり時間を取ることが難しく、
“流れ作業的な治療”にならざるを得ないのが現状です。

一方、自由診療の精密歯周治療では、
顕微鏡や高倍率ルーペを使用し、1本1本の歯を拡大視野で丁寧に処置します。
歯ぐきの中の歯石を徹底的に除去し、感染した根面を滑らかに整えることで、
歯ぐきが自然に引き締まり、骨の再生を促すことも可能です。


◆自由診療で行う「精密歯周治療」とは

自由診療では、時間・回数・材料・手技に制約がないため、
本当に必要なことを一人ひとりに合わせて行うことができます。

例えば、当院のような自由診療中心の歯科医院では以下のような流れで進めます:

1️⃣ 初回精密検査(レントゲン・歯周検査・口腔内写真・細菌検査)
2️⃣ 治療計画の立案とカウンセリング
3️⃣ 顕微鏡下でのスケーリング・ルートプレーニング
4️⃣ 必要に応じたレーザー除菌や再生療法
5️⃣ 改善後の再検査とメンテナンス計画

このように、「見える歯石」ではなく「隠れた感染源」まで徹底的に除去することで、
歯ぐきが再生し、歯が長く持つ状態をつくることができます。


◆“きれいにする”ではなく“治す”

自由診療の精密歯周治療は、
単なる「歯の掃除」ではなく、歯周組織の治療と再生を目的としています。

歯ぐきが下がり、骨が溶けてしまっている状態でも、
きちんとした治療を行えば、再び歯ぐきが引き締まり、
口の中の環境が見違えるほど健康的になります。

これは、保険治療では実現が難しい領域です。
“限られた時間で一律に行う歯石取り”と、
“時間をかけて再生まで見据える精密治療”では、
結果がまったく違ってきます。


◆「自由診療は高い」と思われがちですが…

確かに、自由診療は保険診療に比べると費用はかかります。
しかしそれは、「あなたの歯を一生残すための投資」です。

実際、
・歯周病が進んで歯を失う
・ブリッジや入れ歯、インプラントが必要になる
・治療を繰り返す
といったことを考えると、結果的に保険治療よりも“長期的には安い”ことが多いのです。

**「安くて早い治療」ではなく、「確実で再発しない治療」**を選ぶことが、
結局は最も経済的で、身体にも優しい選択になります。


◆歯石を本気で取るということは、未来の自分を守ること

“歯石取りくらい”と思っている方ほど、
数年後に歯を失うリスクが高くなります。

歯石は、たった数ミリの歯ぐきの中に潜み、
静かに骨を溶かしていきます。
痛みが出たときには、すでに手遅れということも少なくありません。

だからこそ、今のうちに正しい治療を受けることが大切です。
あなたの歯ぐきがまだ元気なうちに、
“見えない部分まで徹底的に治す”という選択をしてください。


◆まとめ

・「1回で終わる歯石取り」は、歯ぐきの中の歯石を取り残している可能性が高い
・保険治療では時間と範囲の制限があり、完全除去は難しい
・自由診療の精密歯周治療では、顕微鏡で根面まで清掃し再発を防ぐ
・歯ぐきの炎症を本気で治すには、丁寧な検査と治療計画が不可欠
・費用はかかるが、歯を残す確率・満足度・長期的コストは圧倒的に高い


🩺あなたの歯を「一生残す」ために

私たちは、
「とりあえず取る」歯石取りではなく、
「根本から治す」自由診療の精密歯周治療を行っています。

歯ぐきの腫れ・出血・口臭が気になる方、
何度歯石を取っても再発してしまう方は、
ぜひ一度、精密な歯周検査を受けてみてください。

その一歩が、あなたの歯を一生守る第一歩になります。

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