顎関節症への初期対応
2025年01月16日
顎関節症の急性症状の原因には主に2通りあります。歯の並びや上下の関係が悪い場合と生活習慣からくるものになります。もしくはその両者の複合です。
この鑑別診断のための対応としてはソフトスプリントを使用します。少し厚めの柔らかいマウスピースになります。このマウスピースに、今起こっているであろう顎の情報を予測し調整し装着をしていただきます。
歯が原因であれば上下の歯が離れていれば症状が出ないので、ソフトスプリントによって症状の改善が見られた場合、歯の調整、修復や矯正を検討します。一方、ソフトスプリントを装着しても改善が認められなければ、生活習慣による所が大きいですので顎関節に負荷をかけるような行動をまず発見し中止します。
ソフトスプリントはあくまでも、診断のための装置ですので、長期には使用せず、短期間の使用によって見極めるものになります。
その後、精密検査により、歯周組織、歯、顎関節の問題点を把握しバランスをとることで、顎口腔系の生涯安定を図ります。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。
歯の健康を考慮し、最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
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菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
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