顎関節と歯科治療
2024年06月5日
歯をいじくり回されていると顎関節の不調和という問題が出てきます。どこで噛んでよいか分からなくなる、顎がガクガクするという問題です。
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術前に模型を取り咬合器で診断をしておけば、ある程度予想ができ、対応が可能です。
患者さんの気のせいにしたり、無計画にマウスピースを入れる事にはならないと思います。
口の中に銀歯やセラミックだらけでも何ら問題のない方がいる一方で、1、2本の歯を治しただけで顎が痛くなったり、噛み合わせに違和感が起こる方がいらっしゃいます。
それは顎関節のキャパシティーは個々によって異なるからです。後者の一例としては、歯並びや上下の噛み合わせによって顎関節に問題のある慢性的な力がかかっており、顎関節の吸収や組織の変形が起きており、それでも自覚症状がないという、絶妙なバランスで成り立っていたところに、歯の切削などの急な変化が入ってくると自覚症状として発現する場合です。
当院は虫歯や歯周病の問題と併せて、歯科治療を行なっていく上で、顎関節を考慮した対応をとっています。
特に被せ物などの修復治療を行なった歯に関しては、メンテナンス時においても顎の変化というものに気を払い、必要な調整を行う必要があります。きちんと、調整を行なっていなければ、将来歯を失う原因となります。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。
最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
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電話でのご予約は 03-6659-2934
菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
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