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マイクロスコープを使用したガッタパーチャー除去(再根管治療)

2021年12月17日

根の再感染の治療は顕微鏡を使用することで、汚染物質を除去が確実に行え、成功率を上げる事ができます。

この動画は保険のゴムが感染しヘドロのようになった感染物質を顕微鏡にて時間をかけ取り漏らしがないよう除去しています。

マテリアルや道具へのこだわり(精密根管治療の場合)

2021年12月6日

当院では最新のマテリアルや道具に関して、常に考察を行い、歯の寿命を伸ばせると判断できれば導入を行っています。

1円でも安い製品を優先して導入したり、安くするために大量に購入し在庫が残っているから、新しいマテリアルを入れない、などという事はありません。

保険診療では、高価な優秀なマテリアルを使おうが、劣悪な安いマテリアルを使おうが、こだわろうが手を抜こうが、若手がやろうがベテランや専門医がやろうが、保険点数は同じですので、いかにコストを下げるかがポイントになります。

しかし、自由診療ではいかに結果を出すかが全てですので、マテリアルや道具の選定には常に結果が伴うものを常にアップデートし選定しています。

 

根の治療一つとっても使用されるマテリアルや道具は違います。

保険の処置であれば、短時間で消毒を行い、ゴムを接着材にて詰めます。写真のようなゴムを一生懸命詰めて再感染を防ぐよう努力しますが、所詮ゴムです。

 

自由診療であれば、生体親和性が実証され、再感染のリスクが少ないMTAセメントやバイオセラミックシーラーにて行います。

根の中の消毒に関しても、顕微鏡を使用し薬剤を時間をかけて浸透させるのと、高周波装置を使い根の尖端の細菌の殺菌を行います。(EMAT治療について)

 

ラバーダム防湿に関しても様々な種類を準備し、あらゆる状況に対応できるようにしています。

これらは、ほんの一部ですが、このほかにも細い違いが多くあります。細かい違いが積み重なって、大きな結果の違いとなります。

 

 

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精密根管治療と精密歯冠修復

2021年11月19日

銀歯が取れて穴が空いたといらっしゃいました。歯の神経も死んでおり感染しておりました。

適当に処置される保険の処置はもう懲り懲りだと、自由診療にて精密根管治療と精密修復をご希望されました。

ラバーダム防湿を行い、虫歯の除去、感染の除去を行いました。ラバーダム防湿、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)、適切な時間の確保により、根の治療は2〜3回程度で終わります。

根の中の感染を取り、根の尖端は治癒傾向にあります。

 

歯の形成を丁寧に行い、接着工程をきちんと遵守し被せ物を装着します。

 

保険でも、神経を消毒し、一時的な痛みをとり、被せ物をかぶせ、取り繕う事は可能です。しかしその処置はどれだけの時間と手間をかけて行われたものでしょうか?

保険の処置の途中で先生が離れてアシスタントの人に変わった記憶がありませんでしょうか?

もしかしたら、無資格のアシスタントが仮蓋を外し、型をとり、被せ物を入れているかも知れません。そこに何もプライドも理念も正確な知識もなく、ただの流れ作業としてご自身の体の一部が扱われているかも知れません。

 

自由診療の場合は何倍もの時間と手間をかけ全て歯科医師によって行われます。そこには歯科医師のプライドや理念、哲学があった上で、生体の一部を修復しています。

 

医科の場合の自由診療は未承認の先進的な薬を使うかどうかの違いかも知れませんが、歯科の自由診療は材料と言うよりも、どれだけ丁寧に精密に行われるかが違いとなります。

よって、自由診療のデメリットの話をするのであれば保険に比べ治療コストがかかる事ぐらいになります(それでも諸外国では一般的な歯科治療費です、よく、海外と比べると日本は保険の歯科医療費が極端に安いと言われますが、日本だけ、それも異常に安い事に疑問を持たれた事はないでしょうか?)

逆に保険診療のメリットはコストがかからない事ぐらいで、あとは再感染などの歯を失うデメリットしか無いでしょう。

その為、当院ではこのような現状に耐えかねる為、基本的に保険の処置を行わず、自由診療での治療を行っております。

 

 

ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療は自由診療となります。

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手術用顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)を使用した、ダイレクトボンディング と精密根管治療とMIセラミック修復

2021年02月2日

部位が特定できない歯のお痛みのご相談でした。レントゲン上にて一番奥歯の歯の神経の炎症が原因と疑われましたが、他院にて最近,保険の樹脂を詰めたので後から行いたいというご希望と、侵襲が少ない箇所からの治療をご希望されましたので2次感染が起きている銀歯や保険の白い樹脂が詰まっている箇所から治療を開始しました。

ラバーダム防湿を行い、プラークの染め出しを行い接着を阻害する因子であるプラーク(細菌の塊)を視覚化しパウダーにて機械的な除去をします。

まず、保険の白い樹脂の処置ではコストと時間の関係上このような前処理が不可能なため、この多くのプラーク(細菌の塊)が残っている状態にて樹脂を詰めてしまい、細菌の侵入を容易に許し、新たな痛みの原因を作る可能性もあります。プラークが存在することにより接着剤の効果もなくなり、短期間に知らずの間に細菌の侵入経路ができてしまい数年後には大きな虫歯が再発し、その時には今回と同じような治療では治せないことが殆どです。

手術用顕微鏡下にて虫歯を取りきり、接着処理を確実に行います。虫歯治療において歯の予後を考える上でここが一番大事なステップになります。保険の処置では唾液の侵入などを考慮し接着操作は20秒ぐらいで終わらせざるおえないステップですが、接着処理は確実に行うとすると少なくとも5分以上かかる処理になります。

ラバーダム防湿下では時間をかけ確実な接着操作が可能ですので十分に接着剤を効かせることができ、細菌の侵入を防ぐ事が可能となります。

ここまでのレベルの工程を行って、初めて原因歯の鑑別診断と判定が可能となります。

しかし、予想された通り、痛みの改善はなく、奥歯は残念ながら、歯の神経が死んでいました。

前述の通り、細菌の侵入を許した状態の虫歯処置は接着不良や細菌感染を引き起こし、歯の神経を失活(神経が死んでしまう状態)させることがよくあります。

 

手術用顕微鏡下にて精密根管治療を行います。根の中は複雑な形をしており、途中から根が繋がり、感染物質を除去する際の死角となっていたり、根の中に石灰化物が存在し、根の先を塞いでいたりしていたりなど、様々な要因が治癒の妨げになります。

顕微鏡動画①

顕微鏡動画②

特に、このようなピンポイントでの汚染部位の除去は限られた短時間の処置、ルーペ や裸眼では不可能であり、保険診療のように短時間ではなく、治療時間が適切に確保された手術用顕微鏡下での治療ではないと不可能になります。(動画は別症例)

精密根管治療後、不快症状等は落ち着き改善が見られました。

その後、適切に設計されたセラミックのマテリアル選択と適切な修復デザインを行い、修復を行います。

歯の修復の目的は歯の剛性を回復し機能させることになります。

とりあえず残っているからという理由で中途半端に強度の担保されていない歯質を残し、考えなしに強度が高いだけの修復物を入れてしまうと歯自体の剛性は回復されず、痛みの再発、天然歯の破折や細菌の再感染の温床等になります。

歯をなるべく削らない治療(MI治療)は健全な歯質を適切に残し、歯を長く持たせるために行う事であり、理由もなく不健全な歯質を残して歯の寿命自体を短くするという事ではありません。MI治療は適切に診断された上でラバーダムや手術用顕微鏡を使用し適切に行う必要があります。

保険のものでも症状が消えることはあります。しかし、保険の処置はどんな処置でもせいぜい15分~20分程度しか確保されてないものになります。保険の処置は場当たり的に痛みを取ることを目的としていますので、再発に関しては何も考慮されていません。1本の歯に1~2時間確保されている自由診療とはそもそも考え方が別物だと思っていただければかと思います。

保険で行う歯の修復は再感染のリスクが高く、行うたびに歯の持ちがどんどん悪くなって行くと思っていただければかと思います。

 

 

リスク 極端に硬いものを噛むと取れたり、かける可能性があります。

ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療は自由診療となります。

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破折ファイルの除去

2020年06月9日

過去に保険の処置にてラバーダム防湿を行わず、根の処置を行い、その際にファイル(神経を取る際の針)が破折しそのままになっており、感染源となっていました。このような場合は折れているファイルを除去する必要があります。このような治療は適切な治療時間と顕微鏡がなければできない治療法の一つになります。

 

 

ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療は自由診療となります。

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根の治療後のセラミック修復|東京/墨田区/江東区

2019年10月8日

 

他院にてセラミックを入れたら痛みが出たと来院されました。

 

セラミック治療は保険の銀歯と同じように削って同じように装着すると、今回のように特に虫歯が深く神経に近いようなケースは術後の症状が出やすくなります。

残念ながら歯の神経は死んでいたため根の中を消毒(根管治療)し、根管が太く通常の充填材料では再感染のリスクが高い為、、MTAセメントにて根管充填を行いました。

 

小さい穴を開けて、根の治療を行なっていますが、このままこの穴を塞ぐだけでは歯の強度が改善されず、根の破折が起こり抜歯が早期に起こる可能があるため、装着されているセラミックの除去と必要最小限のセラミック形成を行い型取りを行います。

多くの情報を正確に技工士に伝える為、一つの被せ物を作るにしても多くの資料や型が必要になります。

 

完成したセラミックの装着を行います

 

 

近年、強度が高くなってきたとは言え、セラミック材料は非常に繊細な材料です。形成デザインと接着ステップを厳密に行い、装着しなければ強度の低下や早期の脱離、神経の炎症等が起こります。

 

 

 

セラミックと歯の処理を行い装着が完了しました。

 

症状も消え、問題なく噛めていると喜んでいただけました。

 

 

治療内容 ・顕微鏡による根の治療とセラミックによる被せ物治療

 

リスク・極端に硬いもの等を噛むと欠けるリスクがあります。

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保険と自由診療における違いは材料の違いだけではありません。

2019年08月6日

患者さんのお悩みは虫歯と歯の根の中の感染でした。

保険と自由診療の違いを説明させていただき、自由診療での治療を選択されましたので精密根管治療、セラミック修復、ダイレクトボンディング を行いました。

 

術前にCT撮影を行い、根の中の構造を把握します。

ラバーダム防湿、バイオセラミックシーラーを使用し根の中を詰めることで再感染を防ぎます。

時間をかけ根の中に消毒液を行き渡らせ、細菌を死滅させます。

 

ラバーダム防湿を行い虫歯の治療とコアを立てることで細菌感染を防ぎます。

 

正確な型取りを行うため仮歯にて歯肉を整えます。外した時に出血の無い仮歯は非常に精度が求められます。

正確な型取りにより、被せ物と歯の隙間から細菌が入るのを防ぎます。

イレギュラーな噛み合わせにはフェイスボートランスファーを行い、技工士に噛み合わせの正確な情報を送ります。

歯の表面性状、内部構造、色の情報を技工士に送ります。

堅牢で精密な咬合器に装着され、ジロフォーム という精密な模型製作によって口の中での調整がほぼ無い被せ物を製作します。

ラバーダム防湿を行い、接着することにより細菌感染を防ぎます。

一本の歯の治療にかける時間、術前検査の精度、工程の数と手間、術式、材料コストこれらが全て違います。このような治療は一回の治療時間が1時間〜2時間以上となり、もちろん全ての工程にマイクロスコープが使われます。その為、1日4人〜5人の治療が限度となります。

1日20人~30人以上を相手にする保険の処置とは別の次元であり、保険の処置は果たして治療と言えるのかと疑問すら感じます。

 

しかし、そこまでの手間と時間、コストをかけたにも関わらず、歯科治療は無くなった組織を人工物に置き換える治療のため、一生壊れない車が無いように、一生もつとは保証できません。

歯科治療は10年一区切りと言われています。10年後、20年後も問題なく過ごされる方も多くいる一方で、噛み合わせや歯の清掃状態等で残念ながら再治療が必要になる方がいらっしゃいます。

しかし、細菌感染に対して考慮されいる自由診療を行なった歯に何かトラブルがあった場合は、再治療が殆どの場合可能で、自分の歯を残せる可能性は非常に高いということは保証できます。

一方、保険の処置を行なった歯は例え白色でも銀色でも細菌感染の温床になりやすく、10年の間に再感染と切削を何度も繰り返し、最後には短い歯の根だけが残り抜歯、そのあとに入れ歯かインプラントという選択を迫られます。そして、インプラントや入れ歯を入れて終わりではなく、天然の歯とは違い、インプラントや入れ歯は生体にとっては異物であり、天然の歯のようには機能せず、壊れたり、体から排出されたりと問題が起こりやすくなります。

保険と自由診療には、以上のような違いがあり、選択される方法によって、その歯の残りの寿命は大きく変わる為、治療介入を行う際には必ず保険処置と自由診療の違いのご説明を当院では行なっています。

 

 

 

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