治療症例集|菊川駅前歯科|菊川駅すぐ。土曜・日曜も診療

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歯の延命を考慮したマテリアルの選択

2022年04月15日

当院では歯の残っている量であったり、かみ合わせ等を考慮し、その方に一番良い方法をご提案しています。

アンレーを選択しています。クラウンにするよりも歯の温存ができる事が特徴となります。

emaxのようなガラス系セラミックはラバーダム防湿下にてセットしています。

クラウンよりも装着時間がかかります。歯が残っている方が繊細な処置が必要となります。

この写真の中にはジルコニア、コンポジットレジン、2系酸リチウムを歯の状況に応じて選択しています。

神経がある、ない、残っている歯の量により削る量であったり、噛み合わせであったり様々な事を考慮しマテリアルを選択します。

 

 

before

after

 

リスク 極端に硬いものを噛むとかける可能性があります。

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ちゃんとした白い歯と、とりあえず白い歯

2022年04月14日

昔の保険でやった処置を健康的に治されたいと、ご来院されました。

 

樹脂や銀歯を除去していきます。特に保険の樹脂の下は銀歯より虫歯が大きいことが多いです。

ダイレクトボンディグによる歯の修復を行います。

ラバーダム防湿と顕微鏡の使用が最低限必要です。歯を延命させるための細かい手技を確実に行います。

神経がないため症状も出ず発見されなかった虫歯の除去と感染している根の中を消毒し、精密根管治療を行います。

 

 

その後、歯の土台を立てます。

これらの一連の流れもラバーダム防湿と顕微鏡の使用が最低限です。

 

 

顕微鏡を使用した感染除去と適切なマテリアルの選択による歯の剛性の回復がなされました。

 

before

 

after

4本の奥歯が白く改善しました。マテリアルは違えども全てラバーダム防湿を行い、治療が行われています。

 

現在の世界情勢による金属の高騰と合間って、保険の白い歯も色々解禁され、とりあえず、保険でも安易に歯を白くすることができる様になってきました。

『とりあえず保険で銀歯を白くしませんか?』という甘いセリフが2022年4月から様々なクリニックで呟かれる様になるでしょう。

今後は、適応症でないと分かっていても、銀歯なんか入れていたら客が来なくなるから、とりあえず保険で白い歯を入れるという流れでしょう。

しかし、金属材料と違い、有機材料や複合材料の使用はとても繊細に取り扱わなければいけません。虫歯の除去や歯への接着、根の治療において最も重要な、ちゃんとやると時間がかかるラバーダムや顕微鏡は今後も時間のかけられない保険の処置ではちゃんと使われる事はないでしょう。

また、保険の白い歯は、削る量は銀歯より遥かに多く、プラーク(細菌)は銀歯より付きやすい、知らない間に歯の神経が死んでいる、歯の摩滅は銀歯より早い、強度は弱い、歯が割れる原因になる、心ない安易なCADCAM冠やCADCAMインレーの処置は今後ますます、日本人の口の中を崩壊させていくと思われます。

上の写真は銀歯よりもぶかぶかな保険の白い被せものの縁から感染を起こし、歯茎の中のばい菌がたまり、根も感染し、抜歯になった歯になります。

今後、しばらくすると銀歯を入れてた時代より難症例(再治療が困難な症例、歯を残すのが困難な症例)が増えてくると予想されます。(現在、根の再治療において、金属コアより遥かに除去困難なファイバーコアが保険適応になって難儀な症例が増えたのが良い例です。また、保険のレジンの完全除去も大変困難であります。)

 

 

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前歯が折れた際の治療

2022年01月14日

前歯が折れたので治療したいと来院されました。

転んで前歯をぶつけたという事でした。

応急処置より数日後、右の前歯が黒ずんでおり歯の神経が死んでいました。

ぶつけた際の衝撃で歯の神経が死んだと考えられます。

右上の前歯は残念ながら根管治療を行いました。

ニッケルチタンファイル等用い根管形成を行います(クリニックすると動画に移動します)

MTAセメントを用い根管充填を行います(クリックすると動画に移動します)

その後、見た目の問題や清掃性、歯の寿命を考え、クラウンによる修復を計画しました。

 

顕微鏡を用い歯の形を整え型をとります。(クリックすると動画に飛びます)

 

 

 

その型を元に技工士によりセラミッククラウンが製作されます。

 

 

偽物の歯とは分からないような天然の歯に近いセラミック修復を行うことができました。

 

 

 

 

before

 

 

after

 

 

 

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顕微鏡を用いた修復治療

2021年12月17日

クラウンの型取りは必ず、歯肉圧排を行いシリコーン印象を行います。 再根管治療を行い、歯の残存量が極端に少なかったため、バーチカルプレパレーションを選択しました。特殊なセラミックの形成方法となりますので、仮歯や型取りに従来の一般的な方法よりもさらなる精密さが求められます。

そのため、修復治療であってもマイクロスコープは必須となります。

 

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セラミック修復へのこだわり

2021年12月14日

 

 

当院ではセラミック修復を行うことが多いです。審美目的はもちろんですが、機能改善や歯の寿命を守ることを念頭に置いています。

歯の状況に合わせてマテリアル選択を行います。当院でジルコニア,emax,ハイブリット、メタルボンドなどを強度や硬さで料金を分け、患者さんに選ばせるような事は致しません。各々の状況に応じて適応されるべきです。

 

。。

近年ではデジタル化に伴い、オーラルスキャナと呼ばれる口の中をスキャンし、コンピューター上での情報のみで機械に削り出させそのまま入れる技術が普及しています。さも最先端治療であると患者さん向けに広告されていますが、これは治療精度がこれまでよりも向上したのではなく、技工コストや材料コストを下げる事ができると言うだけで、現時点では、治療のクオリティーがアナログよりも上という訳ではありません。一部の作業を除けば、むしろ退化しているのではないでしょうか。まともな歯医者はこんなもので作ったものは自分の歯には入れないでしょう。

 

ですので当院では手間もコストもかかりますが、確実な方法にて型を取り、石膏模型上にて技工士(職人)が調整を行うアナログな方法にて現時点で一番精度が高い方法にて製作を行なっております。また、ジェネリックのような材料や機材ではなく、トップクラスのメーカーの材料と純正の機材を使用し、日本にて当院が信頼のおける技工士によって製作されています。

(一部ではコストを下げるため患者さんには絶対分からないであろう所で色々な方法がとられます。長期的に見ると劣化が考えられるジェネリックのような材料を使ったり、大型技工所にて製作効率を上げる事だけを考えベルトコンベアー式に複数人が責任の所在も哲学も無く一つの歯を作製したりであったり、日本で技工士免許が無い人間が歯を製作すると犯罪になるため、一度中国などの無資格者が作っても問題ない国に送り、その国の無資格者のアルバイトが内職で作ったものを雑貨として国内に入れ、提供しているという話もあります。)

 

当院では何処のメーカーかも分からない材料や、何処の誰が作ったものか分からないものは提供していません。当院の技工物は厳選された材料と機材、信頼のおける技工士によって魂が込められ作られたものが提供されます。

 

 

装着に関しましても現状一番信頼のおける方法にて行なっております。

この他にも、重合収縮が少ないレジンによる築造、歯肉圧排や顕微鏡下での形成、研磨など様々な工程が行われています。

 

 

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自由診療について(当院の考え方)

2021年12月3日

保険診療は痛みなどをその場凌ぎで取るだけの最低限度のクオリティーを国が保障するシステムであり、日本全国民と日本に就学や就労しに来ている外国人にみんな平等に医療を限られた予算から、限られた最低限の医療を提供するというシステムです。

そのため、治療費が安く、短時間でたくさんの患者さんの処置を行わないと経営が成り立たなくなってしまいます。歯科医師一人当たり、1日で25人以上の患者さんが必要と言われています。そのため、患者さん1人1人にかける時間はどうしても短くなってしまいます。

その結果、丁寧に治療するのが難しくなり、治療に通う回数が多くなるだけでなく、再治療の可能性も高くなります。そして治療を繰り返すほど歯の状態は悪化していきます。

保険診療では検査や処置内容が決まっており、その範囲内で処置を行う必要があります。

ですので、どんなに機能的にも、見た目にも優れた材料や治療法があっても保険診療の対象外であれば処置を行うことができません。

精密検査を行うと銀歯の下に虫歯がありました。本来の虫歯の範囲より遥か大きく、銀歯が取れないように削って処置がなされたと推測されます。

その大きく削った後の2次感染ですので、虫歯と合わせると健康な歯が余り残っていないため、ダイレクトボンディング のような比較的短期間で終わるような治療は適応外となります。

虫歯を取り、歯の形をセラミック修復のための形にします。それでもまだ健全な歯を多く残した治療法となります。

例えば、この方を保険の銀歯や保険の白い被せ物で行ってしまうと、根元をさらに大きく削り被せるため次何かあった時は被せる健康な歯が残っておらず、抜歯になる事が予想されます。

健全な歯を可能な限り温存し、セラミックにて接着修復を行いました。

このように、保険の銀歯や樹脂は歯を削る範囲が大きくなるだけでなく、再発のリスクが高く、再介入時にはさらに大きな修復範囲とコストが必要となります。

 

 

 

 

一方、保険の処置を受けた事がない歯の虫歯はどうでしょう?

一見、何もないように見えますが、精密検査を行うと、歯と歯の間の虫歯が見られました。

削っていくと、このように虫歯にて穴が空いていました。

顕微鏡やラバーダムを用い接着治療を行う事で、必要最低限の切削にて歯の修復が可能となります。

このように、初めの虫歯の時点で自由診療にてクオリティーの高い治療を行っておけば、そもそも再発の心配も少ないですし、削る量も少なく、次に何かあったとしても再介入が必要最小限に済む事が多いです。結果、生涯にわたるコストも抑えることができます。

 

しかし、『自由診療って高そう』そんなイメージを持つ方は少なくありませんが、実際のところ、決して安くはありません。ただ、一つ考えていただきたいのは何と比べて高い、あるいは安いと判断するかです。もし、あなたが生涯を通じて最後まで健康で綺麗な歯を残すことに真剣でそのことに大きな価値を感じているのであれば、決して高くはないと思われるでしょう。

逆に言えば、ご自身の歯や体の健康に真剣でないなら、当院の治療を受けてもその価値を感じていただく事は難しいでしょう。

当院で、治療全体にかかる費用は最初の時点で明確にお伝えし、よほど特別なことが無い限りその範囲内で治療を行いますので、『いったいいくらかかるんだろう』と不安を抱えながら治療を続けるなんて事はありません。

いずれにせよ、治療内容がその費用に値するものであると納得いただけない限り治療を進めることはありません。

まずは、精密検査を受けていただきご自身の状況を知っていただくだけでも、とても価値のある事だと当院は考えております。

 

 

 

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精密根管治療と精密歯冠修復

2021年11月19日

銀歯が取れて穴が空いたといらっしゃいました。歯の神経も死んでおり感染しておりました。

適当に処置される保険の処置はもう懲り懲りだと、自由診療にて精密根管治療と精密修復をご希望されました。

ラバーダム防湿を行い、虫歯の除去、感染の除去を行いました。ラバーダム防湿、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)、適切な時間の確保により、根の治療は2〜3回程度で終わります。

根の中の感染を取り、根の尖端は治癒傾向にあります。

 

歯の形成を丁寧に行い、接着工程をきちんと遵守し被せ物を装着します。

 

保険でも、神経を消毒し、一時的な痛みをとり、被せ物をかぶせ、取り繕う事は可能です。しかしその処置はどれだけの時間と手間をかけて行われたものでしょうか?

保険の処置の途中で先生が離れてアシスタントの人に変わった記憶がありませんでしょうか?

もしかしたら、無資格のアシスタントが仮蓋を外し、型をとり、被せ物を入れているかも知れません。そこに何もプライドも理念も正確な知識もなく、ただの流れ作業としてご自身の体の一部が扱われているかも知れません。

 

自由診療の場合は何倍もの時間と手間をかけ全て歯科医師によって行われます。そこには歯科医師のプライドや理念、哲学があった上で、生体の一部を修復しています。

 

医科の場合の自由診療は未承認の先進的な薬を使うかどうかの違いかも知れませんが、歯科の自由診療は材料と言うよりも、どれだけ丁寧に精密に行われるかが違いとなります。

よって、自由診療のデメリットの話をするのであれば保険に比べ治療コストがかかる事ぐらいになります(それでも諸外国では一般的な歯科治療費です、よく、海外と比べると日本は保険の歯科医療費が極端に安いと言われますが、日本だけ、それも異常に安い事に疑問を持たれた事はないでしょうか?)

逆に保険診療のメリットはコストがかからない事ぐらいで、あとは再感染などの歯を失うデメリットしか無いでしょう。

その為、当院ではこのような現状に耐えかねる為、基本的に保険の処置を行わず、自由診療での治療を行っております。

 

 

ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療は自由診療となります。

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たった1歯の修復でも

2021年06月24日

右上の2番目の歯が神経に到達するぐらいの大きな虫歯でした。

ここで、保険にて安易に神経を取り歯の強度を下げ、プラークの付きやすく再感染の起こしやすいCAD・CAM冠や銀歯にプラスチックを乗せた被せ物を被せるのと、自由診療にて神経を残し歯の強度を担保した状態でプラークが付きにくく、再感染の起こしにくいセラミックを被せるのとでは、今後の人生で歯を喪失しないと言う事を考える上でとても重要な選択となります。

ラバーダム防湿を行い虫歯を取っていきます。歯の神経が露出してきました。

一本の歯の修復でも様々なステップがあり、ラバーダムや顕微鏡など、自由診療できちんと丁寧に行うとなると毎回一回あたりの治療時間は約90〜120分程度かかります。さらに本数や内容が増えれば1人の方のために半日を使い切る場合もあります。そのため、当院では基本的に自由診療で行う為、歯科医師が治療を行うのは1日に約2~4人程度になります。

歯科治療において一番大切なのは適切な時間を確保されたかどうかです。たまに、マスコミやインターネットで患者さんが見分ける良い歯医者の条件とありますが、写真を撮るとかマイクロが有るとかよりも、『私の治療に一回の治療でどれだけの時間を私の為だけに、確保して頂けますか?』とお尋ねになって見てください、これが一番わかりやすく確実な方法だと思います。15~30分のアポイントで出来る事などたかが知れています。

保険でも写真やマイクロを覗くなどは設備さえあれば、一瞬やっている姿を見せることはできます。しかし、毎回歯医者1人のアポイントを保険の処置で1〜2時間確保する事はまず不可能でしょう。

 

セラミック治療の場合、型取りを元に技工士が歯を製作しますが、1歯の色を合わせるには技工士にも非常に高い技術力が求められ、長い製作時間がかかり、1日に作れるセラミックの数も非常に少ないため、同じ材料を使ったとしても高い技術料がかかります。

短時間で歯を作る安い仕事ばかりしている技工士にはまず出来ない芸当です、そもそもどのようにやっているかも想像がつがず、日常の大量の安い仕事に追われ、材料コストを下げる事ばかり考え、技術を取り入れる気力も機会も時間もないため、安売りの量産型の技工士には永遠に出来ない仕事になります。

たかが、1本の歯と考えるのか、大切な1本と考えるのかは其の方の価値観ではありますが、当院は全ての方に大切な1本だと考えて治療法、予防法のご提案を致します。

これで歯の修理は完了しました。一見元の歯に戻った様には見えますが、歯の硬組織が再生した訳ではありません、今後は適切なメンテナンスとセルフケアにて長期に歯を維持することが最終目標となります。

 

リスク 極端に硬いものを噛むと取れたり、かける可能性があります。

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保険の白い樹脂の中は、、、、

2021年06月6日

保険の白い詰め物と言われる、レジン充填は日本全国どこの歯科医院でも日常的に行われている処置になります。歯医者側も非常に短時間で済み、とりあえずくっ付く為、問題もスグ出ることがなく、治ってる様に見せられるのと、患者さんも安く白く見えるので、治った様な気になる処置かと思います。

コンポジットレジンを使用した治療は論文上でも10年予後での成功率は90%以上と言われる大変有効な治療法となります。しかし、論文上で出ている治療法は完璧なプロトコールで行われ、ラバーダム防湿や治療時間がきちんと確保されたデータとなります。

 

しかし、保険で行われているようなレジン充填は採算の都合上、保険医が都合よく解釈し、術式が省略され短時間でラバーダム防湿を行われない為、患者さんが気づかないだけで、成功率の低い、歯科医学的には、お話しにならない処置となります。このような処置が行われた箇所は数年後に再感染が起こり、気づいた時には重篤な問題を起こす事となります。これは歯に対する価値が低い人から高い人まで、全国民が平等に同じ金額で受けられる制度である保険診療は必要最低限の水準に合わされていますので、このような処置になります。

歯に対する価値の高い方はまさかこんな事になるなんて、思ってもみなかったとおっしゃられます。

レジンを外し、う蝕検知液を使用し、虫歯を視覚化しながら顕微鏡にて虫歯をとっていきます。

取っても取っても虫歯があり、ついには歯の神経が露出してきました。

そもそも、コンポジットレジンの適応症例はセルフケアがちゃんと出来る方が対象となります。セルフケアの改善が見られない状態で保険のレジンを詰めてしまうとこのような事になります。

神経を取ると歯の寿命は極端に短くなる為、MTAセメントにて神経を保存しました。

手前も歯も虫歯の再感染が大きく神経の露出が見られました。

こちらもMTAセメントにて封鎖します。

 

歯の修復を行なっていきます。

歯の無い部分が多い為、型取りを行ない、セラミックにて修復を行いました。

これで歯の修理は完了しました。一見元の歯に戻った様には見えますが、歯の硬組織が再生した訳ではありません、今後は適切なメンテナンスとセルフケアにて長期に歯を維持することが目標となります。

 

 

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手術用顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)を使用した、ダイレクトボンディング と精密根管治療とMIセラミック修復

2021年02月2日

部位が特定できない歯のお痛みのご相談でした。レントゲン上にて一番奥歯の歯の神経の炎症が原因と疑われましたが、他院にて最近,保険の樹脂を詰めたので後から行いたいというご希望と、侵襲が少ない箇所からの治療をご希望されましたので2次感染が起きている銀歯や保険の白い樹脂が詰まっている箇所から治療を開始しました。

ラバーダム防湿を行い、プラークの染め出しを行い接着を阻害する因子であるプラーク(細菌の塊)を視覚化しパウダーにて機械的な除去をします。

まず、保険の白い樹脂の処置ではコストと時間の関係上このような前処理が不可能なため、この多くのプラーク(細菌の塊)が残っている状態にて樹脂を詰めてしまい、細菌の侵入を容易に許し、新たな痛みの原因を作る可能性もあります。プラークが存在することにより接着剤の効果もなくなり、短期間に知らずの間に細菌の侵入経路ができてしまい数年後には大きな虫歯が再発し、その時には今回と同じような治療では治せないことが殆どです。

手術用顕微鏡下にて虫歯を取りきり、接着処理を確実に行います。虫歯治療において歯の予後を考える上でここが一番大事なステップになります。保険の処置では唾液の侵入などを考慮し接着操作は20秒ぐらいで終わらせざるおえないステップですが、接着処理は確実に行うとすると少なくとも5分以上かかる処理になります。

ラバーダム防湿下では時間をかけ確実な接着操作が可能ですので十分に接着剤を効かせることができ、細菌の侵入を防ぐ事が可能となります。

ここまでのレベルの工程を行って、初めて原因歯の鑑別診断と判定が可能となります。

しかし、予想された通り、痛みの改善はなく、奥歯は残念ながら、歯の神経が死んでいました。

前述の通り、細菌の侵入を許した状態の虫歯処置は接着不良や細菌感染を引き起こし、歯の神経を失活(神経が死んでしまう状態)させることがよくあります。

 

手術用顕微鏡下にて精密根管治療を行います。根の中は複雑な形をしており、途中から根が繋がり、感染物質を除去する際の死角となっていたり、根の中に石灰化物が存在し、根の先を塞いでいたりしていたりなど、様々な要因が治癒の妨げになります。

顕微鏡動画①

顕微鏡動画②

特に、このようなピンポイントでの汚染部位の除去は限られた短時間の処置、ルーペ や裸眼では不可能であり、保険診療のように短時間ではなく、治療時間が適切に確保された手術用顕微鏡下での治療ではないと不可能になります。(動画は別症例)

精密根管治療後、不快症状等は落ち着き改善が見られました。

その後、適切に設計されたセラミックのマテリアル選択と適切な修復デザインを行い、修復を行います。

歯の修復の目的は歯の剛性を回復し機能させることになります。

とりあえず残っているからという理由で中途半端に強度の担保されていない歯質を残し、考えなしに強度が高いだけの修復物を入れてしまうと歯自体の剛性は回復されず、痛みの再発、天然歯の破折や細菌の再感染の温床等になります。

歯をなるべく削らない治療(MI治療)は健全な歯質を適切に残し、歯を長く持たせるために行う事であり、理由もなく不健全な歯質を残して歯の寿命自体を短くするという事ではありません。MI治療は適切に診断された上でラバーダムや手術用顕微鏡を使用し適切に行う必要があります。

保険のものでも症状が消えることはあります。しかし、保険の処置はどんな処置でもせいぜい15分~20分程度しか確保されてないものになります。保険の処置は場当たり的に痛みを取ることを目的としていますので、再発に関しては何も考慮されていません。1本の歯に1~2時間確保されている自由診療とはそもそも考え方が別物だと思っていただければかと思います。

保険で行う歯の修復は再感染のリスクが高く、行うたびに歯の持ちがどんどん悪くなって行くと思っていただければかと思います。

 

 

リスク 極端に硬いものを噛むと取れたり、かける可能性があります。

ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療は自由診療となります。

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