「セラミックを松竹梅で選ばせる歯医者に違和感はありませんか?」

近年、「セラミックは松・竹・梅で選べます」という説明をする歯科医院が増えています。一見わかりやすく、患者さんに選択肢を与えているように見えますが、当院ではこの考え方に明確に反対しています。
なぜなら、それは“医療”ではなく“販売”の発想だからです。
■ セラミック治療は“商品”ではない
松・竹・梅という分類は、本来「価格帯によって品質を選ばせる」ためのものです。つまり、「安いもの・普通・高いもの」という構造です。
しかし、歯科のセラミック治療は単なる素材の違いで成り立つものではありません。
・咬み合わせの設計
・歯の削り方(形成精度)
・適合精度
・接着操作
・全体のバランス
これらすべてが揃って初めて、長期的に機能する修復物になります。
どれだけ高価なセラミックを選んでも、設計が間違っていれば壊れます。逆に、設計が正しければ、材料だけで結果が大きく左右されることはありません。
つまり、「松を選べば安心」という考え自体が、すでに本質からズレているのです。
■ 菊川駅前歯科の考え方
当院では、セラミックを“選ばせる”ことはしません。
なぜなら、本来の医療とは「患者さんごとに最適解を提示すること」だからです。
・この歯にどれだけの力がかかるのか
・審美性はどこまで必要か
・対合歯や周囲組織との関係
・将来的なリスク
これらを精密に診断した上で、「このケースにはこの治療が最も適しています」とこちらから明確に提案します。
患者さんに「どれがいいですか?」と丸投げすることはありません。
■ 松竹梅で説明する医院の本質
ではなぜ、このような説明が広がっているのでしょうか。
理由はシンプルです。
「保険診療と同じ感覚で自費治療を行っているから」です。
保険診療は、
・短時間で
・決められた範囲で
・均一な処置を行う
というシステムです。
その延長線上で自費を扱うと、「材料の違い=価格差」という単純な構造になり、松竹梅のような“メニュー化”が起こります。
しかしこれは、自費治療の本質とは真逆です。
本来の自費治療は、
・時間をかけた診断
・個別に設計された治療計画
・精度を追求するための工程
によって成り立つ“オーダーメイド医療”です。
■ 見極めてください
もし歯科医院で、
「セラミックは3種類あります。どれにしますか?」
と聞かれたら、一度立ち止まってください。
本来あるべき説明はこうです。
「あなたの口腔状態では、この方法が最も適しています。理由はこうです」
この説明があって初めて、その治療は医療として成立します。
選択肢を並べるだけで責任を持たないのは、医療ではなく“販売”です。
■ 最後に
セラミック治療の本質は、「どの材料を選ぶか」ではありません。
「どう診断し、どう設計し、どう作るか」です。
菊川駅前歯科では、材料のグレードで迷わせることはしません。
その代わり、一人ひとりにとって最も合理的で長期的に安定する治療を、責任を持って提案します。
安さやわかりやすさではなく、“本質的な治療”を求める方へ。
一度、当院の診断と考え方に触れてみてください。