咬合器とフェイスボウとは何か?

被せ物や詰め物を入れたあとに、
・なんとなく噛みにくい
・肩こりや頭痛がひどくなった
・入れた歯だけが当たっている感じがする
・他の歯がしみるようになった
このようなお悩みはありませんか?
実はその原因のひとつに、咬合器とフェイスボウを使っているかどうかという大きな違いがあります。
咬合器とフェイスボウとは何か?
私たちの顎は、単純な上下運動だけではありません。前後・左右・回転を伴う非常に複雑な三次元運動をしています。
その動きを再現するための装置が「咬合器」です。
そして、患者さん一人ひとりの顎の位置関係を正確に記録し、咬合器に移すために使うのが「フェイスボウ」です。
つまり、
フェイスボウ=あなたの顎の位置を記録する装置
咬合器=あなたの顎の動きを再現する装置
なのです。
これらを使わずに作られた技工物はどうなるのか?
フェイスボウを使わず、咬合器も簡易的なもの、あるいはほとんど使わずに作られた被せ物や詰め物は、
「だいたいこのくらいだろう」
という平均的な顎の位置を基準に作られてしまいます。
しかし顎の位置は、人それぞれ全く違います。
その結果、
・高さが微妙にズレる
・側方運動時に強く当たる
・本来当たらない歯が干渉する
・噛むたびにわずかなズレが蓄積する
ということが起きます。
この“わずかなズレ”が問題です。
精度の差はどれくらい違うのか?
フェイスボウで正確に位置を記録し、咬合器上で調整された技工物は、
✔ 噛み始めから違和感が少ない
✔ 調整回数が少ない
✔ 周囲の歯に負担をかけにくい
✔ 長期安定しやすい
一方で、これらを無視して作られた技工物は、
✖ 何度も削って調整する
✖ 本来削る必要のない歯まで削られる
✖ 噛み合わせ全体が崩れていく
✖ 顎関節に負担がかかる
というリスクがあります。
他の歯に与える悪影響
精度の低い被せ物は、その歯だけの問題では終わりません。
・反対側の歯が割れる
・歯が揺れ始める
・神経が死んでしまう
・歯周病が悪化する
・顎関節症を引き起こす
噛み合わせは「チーム」です。
一つでも狂えば、全体が崩れます。
特に40代以降は、歯周組織が若い頃よりも弱くなっているため、わずかな咬合干渉が致命的になることもあります。
「入れたばかりなのに違和感がある」は危険サイン
・被せ物を入れてから噛みにくい
・何度も調整しているのに落ち着かない
・最近、歯が割れた
こうした方は、咬合の診断が十分でなかった可能性があります。
問題は技工士さんではありません。
正確な情報が渡されているかどうかです。
フェイスボウをとらず、顎の位置を再現しないままでは、どれほど腕の良い技工士でも“本当の意味で精密な補綴物”は作れません。
菊川駅前歯科の考え方
菊川駅前歯科では、
・フェイスボウトランスファー
・精密印象
・咬合器上での検証
・必要に応じたリマウント調整
を通じて、「入れた瞬間から自然な補綴」を目指しています。
私たちは、単に被せ物を作るのではなく、
10年後も壊れない噛み合わせを設計すること
を大切にしています。
こんな方は一度ご相談ください
・被せ物を繰り返しやり直している
・どこで治療しても噛み合わせが合わない
・顎が痛い、音が鳴る
・歯が次々に割れていく
その原因は「歯」ではなく、「設計」にあるかもしれません。
噛み合わせに不安を感じている方へ。
精度にこだわる歯科医療を、ぜひ体験してください。
菊川駅前歯科では、丁寧な診査・診断からスタートします。
あなたの歯を守るための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。