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2026.02.06

顕微鏡(マイクロスコープ)で歯石を取るメリット

① 圧倒的な視認性(最大20倍前後)

歯科用顕微鏡を使うと、

  • 歯石の位置
  • 大きさ
  • 形状
  • 歯根の凹凸

直接目で確認しながら処置できます。

これは
「感覚」ではなく「視覚」に基づいた治療
であり、治療の質が根本的に変わります。


② 歯根を傷つけにくい

縁下歯石除去で問題になるのが、

  • 歯根の削りすぎ
  • 不要なセメント質の除去

です。

顕微鏡下では、

  • 歯石だけを選択的に除去
  • 健全な歯質は温存

することが可能になり、歯の寿命を守る治療につながります。


③ 取り残しが少ない

肉眼やルーペでは、

  • 「取れたと思っていた歯石が実は残っている」
  • 「ポケットの奥に小さな歯石が残存している」

ということが珍しくありません。

顕微鏡では取り残しをその場で確認・修正できるため、
再発リスクを大きく下げられます。


④ 不必要な力をかけない

見えない治療ほど、どうしても

  • 強い力
  • 大きな動き

になりがちです。

顕微鏡下では最小限の力・最小限の操作で済むため、

  • 術後の痛み
  • 歯肉のダメージ

も軽減されます。


ルーペや裸眼で行う縁下歯石除去の限界

① 実質「手探りの治療」になる

ルーペ(拡大鏡)は有用な道具ですが、

  • 縁下深部
  • 出血下
  • 歯周ポケットの奥

では歯石を直接視認できないケースが大半です。

その結果、

「歯石がありそうな場所を感覚で探る」

という闇雲な処置になりやすくなります。


② 歯根損傷のリスク

見えない状態での操作は、

  • 歯石ではなく歯根を削ってしまう
  • 表面を過剰に荒らす

といったリスクを伴います。

これは歯周病を治すどころか悪化させる原因にもなります。


③ 本当に取れたか分からない

裸眼・ルーペ下では、

  • 「取れた感触」
  • 「音」

といった主観的判断に頼ることになります。

しかしこれは確実性に欠け
再発や治療の長期化につながりやすいのが現実です。


まとめ:縁下歯石除去は「見える治療」が前提

縁下歯石は
見えない → 難しい → 繊細
という特徴を持っています。

だからこそ、

  • 顕微鏡による高倍率視野
  • 視覚に基づいた精密操作

が、これからの歯周治療において重要になります。

「一生使う歯」を守るためには、
どんな器具で、どんな視野で治療されているか
を知ることも、患者さんにとって大切なポイントです。

2026.02.06

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