顕微鏡を使った精密根管治療とは?

保険の根管治療が再発しやすい本当の理由
「顕微鏡(マイクロスコープ)を使えば、保険でも同じ治療が受けられるのでは?」
最近、このような疑問を持つ方が増えています。
確かに現在、マイクロスコープ自体は保険収載されています。
しかし、それだけで根管治療が成功するわけではありません。
問題の本質は、**“時間”と“治療設計”**にあります。
根管治療で最も重要なのは「感染が完全に除去できたか」
根管治療の目的は、歯の中に入り込んだ細菌感染を完全に取り除くことです。
感染が残ったまま治療を終えれば、
- 根管治療の再発
- 歯ぐきの腫れ
- 痛みの再燃
- 再根管治療
が起こります。
特に感染が残りやすいのが、**歯の根の一番先(根尖)**です。
顕微鏡で「根の尖端」を確認できるから、感染除去の確認ができる
自費で行う精密根管治療では、
- マイクロスコープによる高倍率拡大
- 根管内の汚れ・感染部位の直接確認
- 根尖までの清掃・消毒を視覚的に確認
を行いながら治療を進めます。
ここで重要なのは、
👉 「顕微鏡を使うこと」ではなく「顕微鏡を使って何分、何十分治療できるか」
という点です。
保険でもマイクロスコープは使える、しかし時間が圧倒的に足りない
現在の保険診療では、マイクロスコープの使用自体は認められています。
しかし、1人の患者に90分〜120分かけて根管治療を行うことは制度上ほぼ不可能です。
保険診療では、
- 限られた診療報酬
- 多くの患者数を診る必要
- 1回あたりの治療時間は20〜30分程度
という現実があります。
根管治療は本来、
- 感染源の探索
- 根管の拡大・清掃
- 薬剤による消毒
- 根尖部の確認
と、非常に時間のかかる治療です。
短時間で終わらせざるを得ない保険診療では、
どうしても確認不足・取り残しが起こりやすくなります。
裸眼・ルーペ治療と同じ「結果」になりやすい理由
たとえ顕微鏡があっても、
- 覗く時間が数分
- 一部だけを確認
- 十分な清掃・消毒の時間が取れない
この状態では、
結果として裸眼やルーペ治療と大差がないケースも少なくありません。
つまり、
👉 「保険で顕微鏡=精密根管治療」ではない
ということです。
保険の根管治療を受けることの本当の怖さ
保険診療の根管治療は、
- 見えていない感染が残る
- 治った“つもり”で終わる
- 数年後に再発する
というリスクを常に抱えています。
再発すると、
- 再治療
- 歯質のさらなる削除
- 歯根破折
- 抜歯
と進み、結果的に歯の寿命を大きく縮めてしまうことがあります。
自費で行う精密根管治療のメリット
自費診療では、
- 1人の患者に90〜120分以上の治療時間を確保
- 顕微鏡下で根尖まで徹底的に確認
- 感染が除去できたことを確認してから次の工程へ
といった、本来あるべき根管治療が可能になります。
メリットとしては、
- 再発率の低下
- 抜歯リスクの軽減
- 歯を長期的に保存できる可能性
が挙げられます。
自費根管治療のデメリットは一つだけ
デメリットは明確です。
「費用がかかること」
しかし、
何度も再治療を繰り返したり、
最終的にインプラントなどの治療が必要になることを考えると、
長期的には自費治療の方が合理的な選択になるケースも多いのです。
どんな歯科医院で根管治療を受けるべきか
根管治療で後悔しないためには、次の点を確認してください。
- 顕微鏡を常時使用しているか
- 1回の治療時間を十分に確保しているか
- 根の尖端まで確認しているか
「顕微鏡があるか」ではなく
「顕微鏡下でどれだけ時間をかけているか」
ここが最重要ポイントです。
菊川駅前歯科の精密根管治療へのこだわり
菊川駅前歯科では、
顕微鏡を用いた精密根管治療において
感染が除去できたかを確認できるまで治療を進めない方針を取っています。
根管治療でお悩みの方、
「保険でマイクロスコープを使っているから安心」と言われた方こそ、
一度ご相談ください。