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2025.08.25

歯を長持ちさせるために ― 咬合・接着・根管治療へのこだわり

はじめに

私たちが歯科治療を行うとき、もっとも大切にしている目標は「今ある歯をできるだけ長く守ること」です。
歯は一度削ったり抜いてしまったりすると、二度と元には戻りません。人工的な修復物やインプラントで補うことはできますが、やはり天然の歯にはかないません。だからこそ「歯を失わない治療」「治療した歯を長持ちさせる工夫」がとても重要になります。

そのために欠かせないのが 「咬合(かみ合わせ)」「接着」「根管治療」 の3つです。
これらは一見、専門的で患者さんにはわかりにくいかもしれませんが、実は歯を長持ちさせるためにとても大きな意味を持ちます。以下では、それぞれを丁寧に解説し、なぜ私たちがこだわっているのかをご説明します。


第1章 咬合(かみ合わせ)の重要性

咬合が歯の寿命を決める

「歯が悪くなるのは虫歯や歯周病が原因」と思われがちですが、実は かみ合わせの不調和 も大きな原因です。
例えば、わずかに高い被せ物があると、その歯にだけ強い力がかかります。その状態が続くと、歯が割れたり、根が折れたり、歯周病が進んだりします。

咬合は建物に例えると「基礎」です。どれだけきれいな被せ物を作っても、基礎が傾いていては長持ちしません。

咬合が悪いと起こる問題

  • 歯の破折(割れる、ヒビが入る)
  • 被せ物や詰め物が外れる
  • 歯周病の進行が早くなる
  • 顎関節症(顎の痛みや音)
  • 噛みにくさ・違和感

つまり咬合は「歯を守る最後の砦」といえます。

当院の咬合に対する姿勢

私たちは、治療後の見た目の美しさだけではなく、「噛んだ時に力がバランスよく分散されるか」 に徹底的にこだわります。
そのために顕微鏡や咬合分析装置を使い、ミクロン単位での調整を行います。患者さんにはわかりにくい部分ですが、この「見えない努力」が歯を長持ちさせる大きなポイントになります。


第2章 接着の重要性

接着が不十分だと何が起こる?

虫歯を削ったあとに詰め物や被せ物を入れるとき、接着が甘いと「隙間」ができます。その隙間から細菌が侵入し、再び虫歯になる ― これが 二次カリエス(二次虫歯) です。

実際、保険の白い詰め物の下を外してみると、黒く広がった虫歯が見つかることが少なくありません。これは接着が弱かったり、ラバーダム防湿をせずに唾液や血液が混じったりすることが原因です。

接着を大切にする理由

  • 虫歯の再発を防ぐ
  • 詰め物や被せ物の脱落を防ぐ
  • 歯の強度を高める(歯と材料が一体化する)
  • 余計に削らなくて済む

つまり接着は「治療の成功を左右する目に見えない土台」なのです。

当院の接着に対するこだわり

  • ラバーダム防湿:唾液や湿気を完全に遮断して接着力を最大限に発揮
  • マイクロスコープで確認:肉眼では見えない境界まで丁寧に処理
  • 最新の接着システムを採用:強く・長持ちする材料を使用

これらを徹底することで、治療した歯が「再び悪くならないように」守ります。


第3章 根管治療の重要性

根管治療とは?

歯の神経まで虫歯が進行した場合、根管治療が必要になります。根管は髪の毛ほどの細さで、その中から細菌を完全に取り除き、再感染を防ぐことが目的です。

しかし、この処置は非常に繊細で、少しでも細菌を残すと再び炎症を起こし、数年後に「また痛い」「膿が出る」といったトラブルになります。

根管治療が不十分だとどうなる?

  • 数年以内に再感染 → 抜歯
  • 被せ物を作り直す必要が出る → 費用・時間の無駄
  • 噛む力のバランスが崩れ → 他の歯に影響

つまり根管治療は「歯を残せるか、抜くしかないか」を分ける極めて重要な治療です。

当院の根管治療のこだわり

  • 顕微鏡で拡大視野のもと処置
  • ニッケルチタンファイルによる効率的で精密な清掃
  • MTAセメントによる高い封鎖性
  • ラバーダムによる無菌的な環境

これらを駆使し、可能な限り再感染を防ぎます。


第4章 3つを組み合わせてこそ歯は守れる

咬合・接着・根管治療 ― この3つはどれか一つでも欠けると意味が半減します。

  • 根管治療が成功しても、接着が甘ければ再び虫歯になる
  • 接着が完璧でも、咬合が悪ければ歯が割れる
  • 咬合と接着が良くても、根管治療が不十分なら再感染で抜歯になる

つまり、3つをバランスよく徹底することで初めて「治療した歯が長く持つ」 のです。


第5章 患者さんへのメッセージ

歯科治療というと「削って詰める」だけの作業のように思われがちですが、実際には見えない部分でどれだけ丁寧に行われているかで、歯の寿命が大きく変わります。

私たちは、短期的な「とりあえず治す」ではなく、長期的に「歯を守り続ける」ことを目標にしています。そのためには時間も手間もかかりますが、患者さんの大切な歯を守るためには欠かせない努力だと考えています。


まとめ

  • 咬合:力のバランスを整え、歯に余計な負担をかけない
  • 接着:細菌の侵入を防ぎ、再虫歯を防止
  • 根管治療:歯の根を清潔に保ち、抜歯を避ける

この3つを徹底してこだわることで、ようやく歯は長く持ちます。

治療は「やり直しがない」ほどに一回一回が重要です。だからこそ私たちは、見えない部分にこそ手を抜かず、徹底的にこだわります。

「一本でも多くの歯を残すために」
私たちはこれからも、咬合・接着・根管治療に真摯に向き合い続けます。

2025.08.25

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