精密根管治療によって骨の再生が起こります。
2025年01月30日
感染根管治療は患者さんにとってイメージの付き辛い治療法かと思います。
一般的には神経を取りますよなどと説明を受けると思います。
その説明では不十分で、歯の中のばい菌感染を取り除き、骨の再生を成功させ歯の長期保存を行う方法になります。
上のCT像の歯の根の周りに取り囲まれた黒い像は、細菌によって骨がなくなった結果です。
この治療が不適切な状態で行われると、感染がある状態で根の処置が終えられてたり、顕微鏡でよく見ずに処置されているとあらぬ方向に削られ抜歯になったりと、非常に繊細な治療になります。
ですので、ラバーダム防湿や顕微鏡を使う適切な治療時間の確保が必要になります。
治療後、根の周囲の黒い像(骨の喪失)がなくなり、骨の回復がみられ骨再生を確認する事ができます。
一般的にはこのような治療は患者さんにも理解しづらく、歯医者側も自分だったら絶対そうするし、治療効果は知っているけど、この手の治療は説明に時間がかかり費用面を含め理解を得にくい事が多いので、わざわざ小難しい説明をして患者さんに嫌な顔をされるぐらいなら、ラバーダムや顕微鏡を使用せず、とりあえずの痛みなどは取り、忘れた頃に再び問題が起こった時に、神経の無いは歯は持たないので抜いてインプラントにしましょうなどの方が説明が早く終わり、理解がしやすい方向に流れていきます。
当院では適切な根の治療を行うことは骨の再生を行い、歯の延命に繋がると理解し実践していますので、まずは根の治療が適切と判断した場合は安易な根の処置や抜歯ではなく精密根管治療をご提案致します。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。
歯の健康を考慮し、最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
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