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2021年12月11日

以下は「部分矯正」についての詳細な解説です。これは矯正歯科治療の中でも特定の目的に特化した治療法であり、患者のさまざまなニーズに応じた柔軟な選択肢を提供します。


1. 部分矯正とは

部分矯正(Limited Orthodontic Treatment)は、口腔全体の矯正ではなく、特定の歯列や部位に焦点を当てた矯正治療です。例えば、前歯の見た目を改善したり、特定の歯の位置を調整したりするために行われます。この治療法は、一般的な全体矯正(Comprehensive Orthodontic Treatment)と比べて治療範囲が限定されているため、時間やコストの面で患者にとって負担が軽減される特徴があります。


2. 部分矯正の適応条件

部分矯正はすべての患者に適しているわけではありません。適応条件は以下の通りです:

2.1 軽度から中等度の不正咬合

部分矯正は、歯列全体の咬み合わせを大きく改善する必要がない場合に適用されます。具体的には以下のようなケースが挙げられます:

  • 軽度の歯並びの乱れ(例えば、前歯の軽いガタつき)。
  • 単純なすきっ歯(空隙歯列)。
  • 軽微な歯の傾きや回転。

2.2 美容的な改善目的

患者が主に審美性を重視している場合、部分矯正は非常に効果的です。特に、前歯の見た目を改善するために短期間で結果を得たい場合に適しています。

2.3 特定の機能改善

例えば、ブリッジやインプラントを行う前に、隣接する歯を正しい位置に移動させるための矯正治療としても利用されます。

2.4 その他の条件

  • 患者が全体矯正を希望しない場合。
  • 十分な口腔衛生状態が保たれている場合。

3. 部分矯正の治療法と技術

部分矯正に使用される治療法には、さまざまな選択肢があります。患者の症状や目的に応じて、以下の方法が適用されます。

3.1 ワイヤー矯正(固定式装置)

部分矯正では、ブラケットやワイヤーを使用して、特定の歯を動かします。使用する装置は一般的な全体矯正と同じですが、治療範囲が限定されているため、治療期間が短縮されます。

3.2 クリアアライナー

インビザラインやクリアコレクトなどの透明なマウスピース型矯正装置も部分矯正に適用されます。透明で目立たないため、特に審美性を重視する患者に人気があります。

3.3 セクショナルアーチ

部分矯正では、歯列全体ではなく特定のセクションにワイヤーを装着する「セクショナルアーチ」という技術がよく使用されます。これにより、特定の歯だけを効率的に移動させることが可能です。

3.4 短期集中型矯正(アクティブアプライアンス)

歯の軽い動きを目的とした特殊な装置を用い、治療期間をさらに短縮することも可能です。


4. 部分矯正のメリット

部分矯正には多くの利点があり、患者にとって魅力的な選択肢となることがあります。

4.1 短期間で結果が得られる

部分矯正は治療範囲が限定されているため、通常6か月から1年以内で治療が完了します。これは全体矯正に比べて大幅に短い期間です。

4.2 コストの低減

治療範囲が限定されているため、全体矯正に比べて費用が安く済むことが多いです。

4.3 患者の負担が少ない

治療が短期間で済むことに加え、装置が口腔全体に及ばないため、患者の物理的・心理的な負担が軽減されます。

4.4 審美性の改善

前歯の部分矯正など、見た目を重視する治療において効果的です。透明なアライナーを使用すれば、矯正中も装置が目立ちにくいです。


5. 部分矯正のデメリットと制限

部分矯正には多くの利点がある一方で、いくつかの制限やデメリットも存在します。

5.1 全体的な咬合の改善はできない

部分矯正では、咬み合わせ全体のバランスを整えることは難しいため、重度の不正咬合には適していません。

5.2 後戻りのリスク

治療範囲が限定されているため、固定式の保定装置を装着しないと、歯が元の位置に戻るリスクがあります。

5.3 適応症例の限界

中等度以上の歯列不正や複雑な咬合の問題を持つ患者には部分矯正は適用できず、全体矯正が必要となることがあります。


6. 部分矯正の治療プロセス

6.1 初診と診断

  • 患者の要望を聞き取り、口腔内の状態を検査。
  • X線撮影や3Dスキャンを用いて、問題の範囲を特定。

6.2 治療計画の立案

  • 患者の希望と診断結果をもとに、部分矯正の適応性を評価。
  • 治療装置の種類や期間、コストについて説明。

6.3 装置の装着

  • ブラケットやクリアアライナーなどの装置を患者に装着。

6.4 定期的な調整

  • 矯正装置の調整を定期的に行い、歯の動きを観察。

6.5 保定装置の装着

  • 矯正終了後、歯の位置を安定させるためにリテーナーを装着。

7. 部分矯正と全体矯正の比較

項目 部分矯正 全体矯正
治療範囲 部分的 口腔全体
治療期間 約6か月~1年 1.5年~3年
費用 比較的安価 高額になることが多い
適応症例 軽度~中等度の歯列不正 中等度~重度の歯列不正
審美性 一部改善可能 全体的な改善が可能

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