接着修復の目的
2024年10月29日
銀歯を白くしたいというご希望でした。根の感染もありましたので精密根管治療を行い、歯の修復を1歯づつ行う予定をたてました。
歯が折れてこないようファイバーポストを立てます。その際もラバーダム防湿をすることにより強固に歯と土台が合わさる事で、噛む力に耐え、再感染しずらい状態を作ります。
こちらの歯も歯がほとんどないため、強力な接着による歯の修復が必要となります。ファイバーコアを確実に接着させ仮歯を作るまでに2時間程度はアポイントタイムが必要となります。
一番奥歯は虫歯の範囲が小さかったためダイレクトボンディングにて対応しました。
中位の歯質の欠損に対してはアンレー修復を行います。クラウン修復とは違い、歯をほとんど残すためセラミックを貼り付けるような修復になります。ですのでここでもラバーダム防湿を行い強力にセラミックを接着する必要があります。
銀歯を全て白くしました。この一連の治療の目的は見た目だけではなく、細菌感染を除去し、歯と材料を強力に接着させることにより、菌の再感染を防ぎ歯を長期的に延命させる目的があります。
歯は加齢と共に失う組織ではありません。適切な治療と予防管理を継続すれば生涯、歯を失うことはありません。義歯やブリッジ、インプラントの材料や技術がどんなに発達しようとも、まだまだ天然歯に勝るものはありません。
歯の健康を考慮し、最適な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
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菊川駅前歯科 Kobayashi dental office
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